このカメラは兄が生まれた年、ニール・アームストロングが「一人の人間にとって、これは小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」と全世界の人々に告げた年に我が家にやってきました。
ずーっと「欲しい」と思っていたのですが、昨年の自宅改築を機にやっと手元へ。ほこりやカビがこびりついていたので、シャッターをきるとシャッターがあがらず・・・なんて状態でしたが、ちょっと掃除をしたらきちんと撮影でき、白黒フィルムを使って楽しんで撮影していました。ファインダーをのぞくと黒いしみが見えるのに、それは写らないので、OK。
が、かなーりガタピシなため、まずはフィルム枚数が「0」に戻らなくなり、4回に1回はシャッターがひっかかって押せなくなり・・・と、ついに修理に出す決意をしました。
先ほど出てきた見積もりは「交換できる部品は一つだけですが、全部をオーバーホールすればきれいに使いやすくなりますよ。」で44,990円。中古でもっと安く買えるんですよね・・・でも迷った末に、お願いすることにしました。
このカメラ、購入時の定価は54,800円。数字だけ見ると、修理費のほうが高いではないですか!でも母が「お父さんとお給料を足して購入した。」と懐かしげに言っていたのが印象的です。初めての子供が生まれたときに購入するカメラ。高価なだけに、気軽に買える現在よりもずっと思い出の詰まったものなのでしょう。
因みに1969年、国鉄の最低料金は30円、かけそば一杯80円 、週刊誌70円、朝日新聞朝夕刊で月決め750円。どれで倍数にしたら正確な数値を測れるのかわかりませんが、現在のJRの最低料金から考えると、両親が購入した当時のこのカメラは、私が清水の舞台から飛び降りるつもりで購入した、デジタル一眼レフカメラと同じぐらいのお値段、ということになります。
2007年1月10日
23:44
うほっ♪
これはもうクラカメの域ですね。カッコイイ。
オーバーホールに出した心意気に拍手です!
露出計は動くのかな?
FL(FDも使えたかも?)マウントのレンズは中古でも安いから、
良品を探すも良し、ジャンクで遊ぶも良し。ですね♪
直ったら見てみたいっす(^^)
2007年1月11日
12:34
「古いカメラなので、1ヶ月程度時間ください。」と言われました^^;
オーバーホール、高いなぁとうなっていると
「まだまだ使えますよー。これ以上置くと
分解修理も道具がなくなったりしてできなくなっちゃいますから〜。」と
修理係の人にも妙に直すことを薦められました(笑)。
直ったら中古屋めぐりでもして、色々遊びたいと思ってます。
飲み会にもって行きますね〜。(フラッシュないから撮れないけどw)