2.♪BusBusはしる♪

日本では駅に行くとき位しか使わない路線バスですが、英国では移動手段の主流となっています。
またチューブ[TUBE](地下鉄)もとても利用しやすくなっています。私の感覚ではバスと電車はセットみたいなもので、トラベルカードと呼ばれるチケットを駆使して、どこにでも手軽に行けるのです。流石、観光大国!

電車は、チケットの買い方、乗り方とも日本と大差はない(ホームにある駅名が、日本のように明かりで見やすくなっていないのはちょと困りモノ)。
しかしバスはちょっと違います。
英国名物とも言えるW(ダブル)デッカーは英国に行ったことが無くても、香港やアメリカ本土でも使われているので(中には英国の中古車を使っているところもある)写真や映画でおなじみです。
映画などでは赤色のモノが主流ですが、黄も緑も青もあります。いたるルートが縦横無尽に町と町、駅や観光スポットをつないでいて、一つのバス停に多いところでは10以上の路線のバスが行き来していたりするのです。
だからバスを乗り継いでロンドン[London]1周もできるし、電車のように、乗り換えでホームを移動する必要も無いので、毎日多くの人が利用しています。
利用者が多いから便利になったのか、便利になったから利用者が多いのか、それは判らないし、このシステムを日本で導入すると、便利よりも今までとの大きな違いに、問題になる点が多々有りそうではあるのですが・・・。

■How to take?

バス・ストップは日本のものと似ているのですぐに判ると思います。丸い標識のような部分の下に長方形の時刻表。屋根や透明な板で囲まれている立派なものが多いのは雨の多い気候のせいでしょうか。
混雑した街中にあるバス・ストップには、「Q」だの「R」だのの、黄色いアルファベットの表記があるところもあります。
これは、一方通行の上、バス・ストップが多くてわかりにくいのをカバーするもので、バス・ストップ案内図の印になっています。

時刻表の上の丸い部分に「K32」とか「R102」のように数字が書かれています。
このバス停にとまることのできるバスの路線番号です。だからロンドンの中心地、ピカデリー・サーカス[Picadily Circus]からリージェント・ストリート[Reagent St.]にはたくさんの番号が書かれたバス停がこれまたたくさん並んでいます(ロンドンを通る多くのバスがここを通過するから)。
数字の前に書かれたアルファベットは始発か終点の地名の場合が多く、例えば「R」はリッチモンド[Richmond]、「K」はキングストン[Kingston]となるわけですが、勿論イニシャルの同じ地名はたくさん有るのでこれだけを便りに乗ることはできません。
「N」はナイトバス[Night Bus] (深夜のみ厳選された地域を走る。やや高めでバス停は少ない)だし・・・。

込み入ったバスルートがロンドン中に広がっているので、バスに乗る前に、バス専用の路線図を手に入れましょう。
本屋やツーリストインフォメーションで£1程度で売っているし、"トラベリング・イン・ロンドン[Travelling in London]"という無料のものもあるらしい(見たことはないが・・・)のです。
この路線図というのが結構曲者。
道路のとおりにバス路線のラインがひかれ、路線番号が書かれているので、そのものは大きくても(A2ぐらい)字は小さくて見づらく、広げずらいのですが、なるほど、どのバスがどの地域を通っているのかすぐに分かります。
前もって手に入れて乗り換えのバス停の名前や次に乗るバスの番号(有名な観光スポットなら2種類以上のバスが通過するだろうから)をメモしておくと、旅がかなり楽になります。

日本のバスと大きく違うのが、「時刻」の表示です。
きちんと時刻の書いてあるバス停が少ないのです。どういうことかというと、「朝7:00から9時までは約3分に1本、9時から夕方5時までは約10分に1本・・・」なんて、かなりアバウトな記述がほとんどになっています。
それも単なる目安であり、10分待ったけど1本もこなかったり、来たかと思えば2台並んでいたりなんてことは日常茶飯事でした。
それでも気の長い(?)英国民たちは怒らず騒がず、ただじっと待っているのです。日本ではちょっと考えられないことではないでしょうか。

■How to take?

さあ、いよいよ停留所にバスが近づいてきました。
バス・ストップには"フェア・ステージ[Fare Stage]」と呼ばれる、必ずバスが停車するもの(日本のバス・ストップはそれですね)のほかにもう一つあります。
今たっているバス・ストップに"リクエスト[Request]"という文字があるならば、ただではバスは停まってくれません。
まずは、近づいてきたバスが自分の乗りたいバスか、そうでないかを見極めなければならなりません。だいたい日本のバスと同じくらいの位置に、路線番号と終点が書かれているのでそれを見ます。
そして、乗りたいバスならば、すかさず片方の手を道路の方に伸ばします。
「止まってちょうだい。」という意志表示をしなければ、降りる人がいない時、バスは無情にも走り去ってしまうのです・・・。

中心部を除きロンドンを走っているバスのほとんどは、"ワンマン"で"乗り先払い、後ろ降り"になっています。行き先を告げながら、運転手さんにお金を払うのですが、日本のような電光表示の料金表なんてないし、定額料金でもないので、料金がわからないときは運転手さんに料金を尋ねます。
日本と同様、シルバーシート[Priority Seat]があるのでそこは避けて、お上りさんな私は、2階建てならば2階に座りに行きます(2階では必ず座らなければいけない)。

■How to get off?

でも、いくら好きでも1階で緊張して乗る時があります。英国のバスには、次のバス停の案内がほとんど無いということです。
目的地が目で判断できないときは前もって教えてくれるよう運転手さんにお願います。それでもマイクがセットされているタイプのものと、まるっきり生声のみのものと両方あるし、人によっては聞き取れない発音のときもあるので、ドライバーの近くにいるほうが無難なのです。
よく、「バスや電車の中で不用心に寝ているのは日本人くらいだ。」と言われますが、なるほど、寝ている人はめったに見かけません。
私は緊張が解けた頃には平気で寝ていたけれど(でも停留所と荷物には注意!!)Wデッカーが大きくカーブしたとき、椅子から転げ落ちたことがあります(+_+)。
Wデッカーの2階の座席には肘掛けがないので・・・。

降りるときは日本と同じで、近くにあるボタンを押します。
滞在中、他の乗降客を真似していたのは、降りるときに「Thank you」ということ。結構気に入って必ず言っていたのが意外なほど身についていたらしく、帰国後初めてバスに乗り、降りるとき思わず言ってしまったほどです。

■Conditions of Bus in Center London

ロンドンの中心部には今も古いタイプのバスが多く走っています。これがまた楽しいのです!
古いバスはドアがありません。映画で飛び乗っている人を見たことがありますが、まさにあれ!
このタイプのバスにはコンダクター(車掌さん(?))がいて、乗車すると料金を取りにやってきます。
今、そのバス停で乗った人を全部覚えているのかしら?!といつも思っていましたが、間違って請求されたり、払わずに済んだことはありません。
バス・ストップでなくても、信号が赤で車がとまっているときに乗ってくる人もいますが、車掌さんは何もいいません。
中心地ということもあり、人の居ないバス停など滅多になく、必ずと言っていいほどバスは停車します。
でも、信号などで停車した途端に、バスから飛び降りる人も多くいます。
私も、最初はおとなしく乗り降りしていたものの、目的地近くの交差点で、赤で停車したことをいいことに飛び降りたり、赤信号で止ったバスに飛び乗ったりしてたのものです。
でも、慣れないと危険だし、本当はするべきでなはい・・・と思います。

■How to buy the Ticket

チケットの種類は豊富なので、目的地と行動日数にあわせて賢く購入したいものです。ロンドン1〜6のエリアにわけそのゾーン[zone]内か、いくつのゾーンを通るかで料金が決まります。
まず、正規料金から。

バ ス   電 車 (£)
1.20       1.20 90p Zone1 1.30 1.60 2.00 2.50 3.10 3.30
    90p 80p Zone2  
  90p 80p Zone3    
90p   80p Zone4      
    80p Zone5        
      80p Zone6          

見てもわかるように、中心地に近いほど(Zone1)高くなっています。
ほとんどの観光スポットはこの中にあります。バス料金にはそのほか"ショートホップ[Short Hopp] "という数区間用のものもあり、これは距離によって決まるので、乗降のバス停毎で使えるか使えないか決まります(60p)。
英国では、各種割引チケットが便利です。

One Day Travelcard   Travelcard 7days(7日間定期) Weekend Travelcard
4.30   3.80 3.50 Zone1 13.00 16.60 20.90 26.00 31.30 34.00 5.20 5.70   6.40
2.50 Zone2   4.80
  Zone3      
  Zone4        
    Zone5            
    Zone6              

ここに書いてあるのはすべて、電車とバス、あわせて使えるチケットですが、その他にも同様にゾーン毎のバスのみのトラベルカード[Travelcard]もあります。
センターだけならばこちらのほうが安くて良いかも。
指定ゾーン内(通過するだけのゾーンも含める)ならば何度でも乗り降り自由だし、ゾーン外へも追加料金でいかれます。
平日は利用可能時間があるので注意(朝9:00以降でないと使えない)が必要です。
定期のような1ヶ月や1年のものもあるのですが、写真が必要(スピード写真は£2.50ほど)です。ウィークエンド・トラベルカード[Weekend Travelcard]は土日二日間有効なので、ワン・デイ・トラベルカード[Oneday Travelcard]を2枚買うより断然お得になりますが、ナイトバスは使えないので夜遊びは高くつくかも。。。

参考:ある日の私(注:実際にこれだけ行くと見る時間がほとんどないだろうなあ(-_-))

 	Oxford Sircus 付近のHotel
		バス=90p	
		↓
        National GalleryとTrafalger Sq.
		電車=£1.30
		↓
	    London Tower
		電車=£1.60
		↓
	    Comden Town(Zone2)
		電車=£1.60
		↓              バスと電車を普通の料金で行った場合
	      Hotelへ                     Total=£5.40
				One Day Travelcardとの差額=£1.90≒\418
                                (すべてバスで移動したのと比べても\154お得)

   1999.3/1現在£1=100p≒\220("Classic164CurrencyConverter"調べ)   

1st March 1999

※注意※ 上記文章は、1999年当時のものです。
2003年の旅行時でも、料金やチケットの有効時間など、異なる情報がありました。
最新の情報は、Transport for Londonでご確認下さい。

2nd November 2003