7.北イングランドへ<その壱>
週末に母がたの実家に遊びに行くアダムス[Adams]さん一家にくっついて、北イングランドにあるハロゲイト[Harrogate]という街まで行って来ました。
この街から英国の宗教上2番目に重要な都市、ヨーク[York]へは車で30分程で行けるということで、翌土曜日は1日ぶらぶらと歩き回ってみることにしました。
YORK
■ACCESS
ロンドン[London]近郊から車で約4時間。 電車でならキングスクロス駅[Kingscross Sta.]からヨークまで約2時間、コーチでは約4時間。
■TOWN
なぜヨークに興味があったかというと、有名な寺院、ヨーク・ミンスター[York Minster]があるからです。
250年の歳月を費やして立てられたそのミンスターは、英国最大の中世建築であり、宗教上重要な意味合いを持つものです。
その一方、その周辺の路地には木造作りの家がたちならびローマ時代、中世の時代の面影を色濃く残しているかわいらしい街です。市街地を取り囲む城壁も印象的だし、一時期街を支配していたヴァイキングの残したものもあり、ヴィクトリア時代の建物もあり・・・・。
日本からのツアーではあまり訪れない街ですが、北イングランド最大の観光地ということもあり、それなりに日本人の姿も見かけました。
城壁の中の、さらに中心の部分は細い路地が入り組んでいて、その所々に小さな広場をみかけます。
食べ物、飲み物の屋台が出ていたり、大道芸人が人を集めていたりする、ちょっとしたアトラクションの場になっています。
一番人気だったのはフレッシュなレモンをその場で絞って作ってくれるレモネードでした。
城壁の上はぐるりと歩く事が出来ます。
一周すると約2時間かかるらしいので、時間の都合上、某ガイドブックに"一番お勧め"と書いてあったモンク・バー[Monk Bar:城門をBarと呼ぶ]とブーナム・バー[Bootham Bar]の間を歩くことにしました。
ミンスターの東にあるモンク・バーの入口は城門の中にあり、ちょっと狭く暗いので、一瞬上るのをためらってしまいましたが、傍にいた老紳士に「無料だよ、入りなよ。」と背中を押され、恐る恐る上がっていきます。
城壁自体は建物の2階より少し高いぐらいなので、すぐに踊場(というのか?)とそこに設置された小さなショップに出ます。奥にあるリチャード3世ミュージアムは無視して、城壁マップを50pで購入して壁の上にでました。
  

CityWallには両側がi石の壁に囲まれているところと、フェンスがあとからつけられた部分があります。そのフェンスからミンスターの方をを見ると民家らしき家の庭が見えます。
少しあるくと木々のすきまから荘厳なミンスターの建物が、少〜しだけ見えます。
モンク・バーとブーナム・バーの丁度中間の角は展望台のようになっていて、数人の観光客が記念撮影をしたりくつろいだりしています。
ここを通りすぎ、シティ・ウォールの外側を覗くと、普通の民家が立ち並んでいます。
ブーナム・バーで一度シティ・ウォールは途切れます。
細い階段を下りると、何故か城壁の外に出てしまったので、序でにロイヤル劇場の前を通りました。上を見上げるとミンスターの尖塔が見えたので、それを頼りに再びシティ・ウォールの内側へ。
民家や小さなショップが並んでいる道をまっすぐ歩いて行くとミンスターの正面に出ました。
  
入口近くもちょっとした広場になっていて、観光用の馬車が停まっていたり、石畳の上に絵を描いている人がいます。
よく見ると、その絵の正面にはチップをいれるバスケットがおいてある・・・。その絵は宗教画の模写だったのだけれどお世辞にも上手とは言い難い出来でした(床に描いているから難しいんだろうけど)。お金を入れる人はいたのでしょうか?
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ヨーク・ミンスターそのものは、1472年に完成したイギリス最大のゴシック建築です。
天井が高く、柱も白で統一されています。奥行きが広いのとは対照に、入口は極めて狭く、普通の扉一枚分に大勢の観光客が並んでいます。
入口にある箱に、入場料の£3.00を入れるのですが、この箱には写真をとる人への注意書きがあります。
英国の多くの大規模な寺院では、写真を撮ってはいけないか、或いはここのように、お金を払えば(£1.00:赤いシールの許可証をくれる)撮影可能という二通りあります。
よくある話、といってしまえばそれまでなのだけど、多分語学学校の友達どうして来ているグループでしょう、許可証無しで写真を撮っている日本人を目にしました。
教会の人に注意されても「何言ってるか分からない、£3.00(入場料)払ったからいいんだよねー。」と大声で話ています。
言葉がわからなくても、カメラが赤い○に囲まれているイラストが貼ってあったのだから、わかりそうなものだけど・・・こっちが恥かしくなってしまいます。
閑話休題---さて、このミンスターには有名なステンドガラスが2つあります。
一つは突き当たりにある英国最大のもの、もう一つは上の写真のステンドガラスの反対側にある"ファイブ・シスターズ[FiveSisters]"と呼ばれるものです。ステンドガラスには珍しく、深緑を基調としたものです。
どちらも「思ったより…」と私はがっかりしたのですが、写真はしっかり撮りました。
  
その他、有名なシャンブルズ[Shambles]の街並み(中世の街並みがほぼ無傷で残っている)など、のんびりみて歩くのが楽しのですが、何分土曜日で人が多く、あまり写真が撮れないのが残念でした。
唯一撮れていた写真は、Wedding関係の小物を扱っているお店。小さなお店がぎっしり並んでいるのですが、これでだいたいお店の半分なので、どのくらい小さいかが分かるかと・・・。
右側の写真は13世紀のヨーク城の一部で"クリフォード・タワー[Cliffords Tower]"と呼ばれているもの。
"眺めはすばらしい。"と某ガイドブックには書いてありましたが、時間がなかったし、たいした高さではなかったのと、入場料が大人£1.80もかかるので登りませんでした
シティ・ウォールを全部歩いたり、キャッスル・ミュージアム[Castle Museum](ちっちゃい。£5.20は高すぎ!)、ナショナル・レイルウェイ・ミュージアム[National Railway Museum]、Jorvik Viking Centre(ヨークに攻めてきたヴァイキングにちなんだ展示がしてある。結構人気。特に子供に。)など、全て行こうとすると1日では足りないかもしれません。
私としては、半日の散歩に適度な街でした。
10th August 2000 |