8.北イングランドへ<その弐>

[北イングランドへ;その壱]の次の日。
4時間の自由行動を得て、ハロゲイト[Harrogate]の街をだらだらと歩き回りました。
天気も良かったし、なによりも夏の鮮やかな花々が、とてもきれいです。

ハロゲイト[HARROGATE]

■ACCESS

ロンドン[London]近郊から車で約4時間。電車でならロンドンのキングスクロス駅[Kingscross Sta.]からヨーク[York]まで約2時間、ハロゲイト線に乗り換えて35分。

■TOWN

ハロゲイトは日本のガイドブックにはほどんど載っていない、載っていても見開きあるかないかの小さな街です。
日本人観光客がほとんど訪れないこの街は、北イングランドで「もっとも優雅な街」、と言われています。街並みがおしゃれなのは、上流階級の温泉保養地として発達したからでしょうか。なんとなく軽井沢を思い出させる雰囲気をもっています(建物などは19世紀のものだから全然違うのですが。)
最近では巨大な国際会議場やショッピングモールもできて、ビジネスでの訪問者がぐっと増えたそうです。

広場 ロイヤルパンプルーム

The Royal Baths街の見所のほとんどは、半径800mほどの円にすっぽり入ってしまう狭さです。
広場を中心として、東に行けばショッピングゾーン(日曜だったのでほとんど閉まっていましたが)、と駅、北へ行けばインフォメーションとロイヤル・バス[The Royal Baths](写真右下)、西に行けばヴァリィ・ガーデン[Valley Gardens]とパンプルーム[Pomp Room:温泉の水源のある建物](写真右)、南に行けばウェスト・パーク通り[West Park St.]があります。

あまり時間も無いし、ホストファザーから「ここ美味しいんだよ!」と言われたティー・ルームでお茶もしたいし・・・。
で、これもホストファザーご推薦のヴァリィ・ガーデンの散歩とお茶の時間をメインにする事に決めてて歩き出しました。

まず、インフォメーションに立ち寄って周辺地図を、と思ったのですが、日曜日お昼からで叶わず、ロイヤル・バス[The Royal Baths]の入口に置いてあった公園のパンフレットの地図を頼りに園内目指して進んでいきました。
途中パンプルーム(日本語的に言うならポンプルームか?)の前に出ましたが、まずいであろう温泉の水を飲むことに興味が沸かなかったので、素通りしました。

ヴァリィ・パークティールームヴァリィ・パークはロイヤル・パンプ・ルームの横手から、南に細長く伸びる公園です。
街全体に花が咲き乱れていますが、ここには特に四季折々の花が整然と植えられているようでした。この時期(8月上旬)は薔薇やベコニアが特に見事です。
何とは無しに興味を惹かれたのがここのベンチ。
結構新しく、デザインも可愛いのです。花の側、池の側など、絵になる風景の見やすい位置に必ず設置してあります。
残念ながら園内のティー・ルームには行けませんでしたが、某ガイドブックにはケーキが美味しいと書いてありました。外観も素敵で、ここのデッキが最高の客席になる位置に小さな野外劇場もあります。
池ではリモコンの船で楽しむ人(主にお年寄りが多い)やテニスコートもあり、住民の憩いの場となっているようです。

■Tea Time in Betty's

Tea Room ベティーズ・ティールーム[Betty's Tea Room]は地元の人、観光客でいつもにぎわっている噂の店(らしい)。
お茶好きの私は、一人だろうが、なんだろうが、素敵なティールームやカフェを見つけると、構わずにお茶を楽しむことにしています。

ベティーズは街の中心、大通りの角にあり、19世紀調の古い建物なのですが、黒を基調としたショーウィンドウに金色のロゴや、アーケードに飾ってあるフラワーボールが映える、素敵なお店です。
メインロードからなかに入ると、ケーキやチョコレート、紅茶が売られているショップがあります。
ラッピングも可愛らしくて、大いに購買意欲を掻き立てるのですが、小さなチョコレートが4つ入ったものが500円近くするので安いとは言えません…。

Tea Room店内の喫茶スペースは喫煙、禁煙にきっちりと別れているので勿論禁煙席へ。
小ぶりなテーブルが10席ほど(喫煙席合わせて20席)しかないので、お昼の時間を過ぎているにも関わらず満席です。丁度空いている席が一つしかなかったので、一人なのに大きめなテーブルの席に通され、ちょっと申し訳なく思ってしまいます。

色々とケーキも試したかったのですが、どれもおいしそうで決められないので、例によってスコーンとお茶のセットをオーダーしました。
サンドウィッチ付きのアフタヌーン・ティー(約1600円)もありましたが、あまりお腹が好いていなかったので、スコーンと紅茶のみのクリーム・ティー[Cream Tea](約800円)をチョイス。
3段トレイには、つけきれないほどのジャム、フレッシュクリーム(残念ながらクロテッドクリームではなかった)、それとみょーに美味しいバターがついてきます。
2段目,3段目には半分にカットされたスコーンが。 ちょっと間抜けかも・・・?

Tea Room紅茶は選べなかったのですが、美味しいリーフ・ティーだったし(NZはティー・パックが多かったな〜)ちゃんと銀のポットでお湯もついてきたのが○です。
優雅に1時間以上かけてお茶を楽しんだ。
途中、隣の小さ目のテーブルに親子3人が座り、すごく狭そうでしたが、頼んだサラダやチップス(フライドポテト)が3段トレイで出てきたので、テーブルにかろうじて置くことができていました。周りをよくよく見ると、どの席にも食べてるものに問わず3段トレイが。なるほど、なアイデア。

帰宅途中の車内で、一人で1時間以上もティールームに居た、と言ったら驚かれてしまいました。
でも私が英国を好きな理由の一つは、可愛いティールームに美味しい紅茶とスコーンがあるからなんですよね。

28th Augutst 2000