今までこんなに(このページをご覧ください)苦労したブラジルの観光ビザですが、2019年6月17日から不要になりました!詳しくは『【朗報】日本国籍所有者のブラジル訪問ビザが免除に(2019年6月17日より)』をご覧ください。
ブラジルは南米でも数少ない、観光目的の訪問にも査証(VISA/ビザ)が必要な国です。
ブラジルの査証(ビザ)にはいくつか種類がありますが、(通過ビザを除き)有効期限内であれば、何度でも入国する事が可能です(有効期限の切れたパスポートに有効な査証(ビザ)がある場合は新旧両方のパスポートを提示すれば入国が可能)。
- 2018年より電子観光ビザの発行が可能に
- 2018年から開始されたブラジルの電子観光ビザの発行。従来までの領事館に行く方法も引き続き利用できますが、オンラインで完結できるので、対応時間の短い領事館よりオススメです。
ブラジル観光ビザを取得される18歳以上の日本国籍所有者向け情報を掲載しています。それ以外の査証(VISA/ビザ)はブラジル総領事館公式サイトをご覧ください
Contents
ブラジルのVISA(ビザ)について(概要)
在日ブラジル総領事館にまで申請に行き、かつ取りに行かなければいけなかった日本国籍所有者向けに電子ビザ(e-Visa)の発給が2018年1月11日に開始されました。
従来の方法と比較すると、申請から受領にかかる期間も手数料も半分ほどで済み、かつ領事館へ行く時間の捻出や交通費が不要のため、領事館のあるエリアでも効率的であると言えるでしょう。
領事館での申請(従来) | 電子ビザ(e-Visa) | |
---|---|---|
手続き方法 | オンラインで申請後ブラジル領事館で手続きをし、数日後受領に行く | オンラインで申請・受領 |
必要書類 |
|
|
申請から受領にかかる期間 | 10営業日程度 | 最大5営業日 |
手数料 | 10,400円(税込) | 44.24ドル(税込) |
有効期間 | 3年間 | 2年間もしくはパスポートの残期間の短いほう |
滞在可能日数/年 | 90日(現地で90日の更新が可能) | 90日(現地での更新不可) |
電子観光VISA(e-Visa)の取得
ブラジルの電子観光VISA(e-Visa)の申請は指定企業(VFS Global)が運営するウェブサイトのオンライン申請フォームから行なうことができ、従来のブラジル総領事館に申し込み/受領で行うものに比べ、日数的にも手数的にも大きく改善されました。
電子ビザ(e-Visa)は渡航前に印刷しておく必要があり、搭乗、入出国時に提示をします。
- 電子ビザ(e-Visa)の「偽サイト」への注意
- ブラジル政府が電子ビザ(e-Visa)申請を処理する契約を結んでいる企業はVFS Global社のみですが、「偽サイト」の存在を確認しており、ブラジル総領事館が注意喚起を行っています。
E-VISA(ブラジル総領事館公式サイト:ニュース)
電子ビザ(e-Visa)手続きの前に用意するもの
- オンラインフォームを使用するためのパソコン・ネット環境
- 申請時に有効なパスポートのコピーデータ(画像)
- 本人の顔写真データ(6カ月以内に撮影したもの)
- 44.24ドル(査証料40ドル+手数料4.24ドル)※ビザの申請決定可否に関わらず返金されない
- クレジットカードもしくはデビットカード
- メールアドレス(結果の受領に必要)
電子ビザ(e-Visa)手続き手順
- 大変わかりづらいサイトです。特にパスワードは4種類の文字が混在したパスワードを設定しないと通りませんので、注意が必要です
- こちらのメールのリンクには有効期間が設定してあります。時間をおいてしまうと再度登録が必要になりますので、十分時間があるときに登録し、すぐにメールから次の作業に進めるようにしておきましょう
ブラジル領事館での観光VISA(ビザ)の取得
ブラジル領事館で査証(ビザ)を取得するには、最低でも2週間はみておいたほうが安心です。
オンラインでの申請とブラジル領事館へ足を運んでの申請/受け取りが必要で、郵送での領事館とのやり取りは認められていないため、2回、平日の昼間に領事館を訪問することになります。領事館は国内に3カ所しかないため、遠方もしくは一般的な会社勤めな方には大変高いハードルとなっています。
- 代理による申請/受け取り
- ブラジル領事館が近くにない/平日に休めない場合は、親族や旅行会社による代理申請/受け取りが可能です。旅行会社/代行会社の場合は一定の手数料を支払いパスポートを預け手続きをしてもらいます。
個人的に代理を立てる場合は、配偶者、親、兄弟、子にのみ可能です。この場合、家族関係を証明する書類(戸籍謄本または続柄が記載された住民票 ※3カ月以内に発行されたもの)を持参する必要があります。
ブラジル領事館での取得のメリットは、一緒にブラジル国内で携帯電話を使う(=SIMカードを購入する)場合に必要な『CPF番号』が取得できることと、きちんとした紙の査証(ビザ)がパスポートに添付されるので記念になるということでしょうか。
国内3ヵ所のブラジル領事館の所在地
在東京ブラジル領事館
〒141-0022 東京都品川区東五反田1丁目13-12 COI五反田ビル2階
最寄り駅:JR/大江戸線 五反田駅
開館時間・閉館日:在東京ブラジル領事館:総合案内
在名古屋ブラジル領事館
〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸ノ内1丁目10-29 白川第八ビル2階
最寄り駅:桜通線 丸の内駅
開館時間・閉館日:在名古屋ブラジル領事館:受付時間・住所
在東浜松ブラジル領事館
〒430-0946 静岡県浜松市中区元城町115-10 元城町共同ビル5階
最寄り駅:遠州鉄道 遠州病院駅
開館時間・閉館日:在浜松ブラジル領事館:総合案内
- 各領事館の管轄地域・連絡先は在日領事館 (ビザ取得)』をご覧ください
ブラジル領事館での観光VISA(ビザ)の手続きに用意するもの
- 申請時に有効なパスポート(原本)※見開き2ページの余白ページが必要
- パスポート写真と同じ大きさ(縦4.5cm X 横3.5cm)のカラー写真 1枚(6ヶ月以内撮影)
- オンライン申請書(Recibo de Entrega de Requerimento – RER)
- 過去1ヶ月以内に最低25万円が確認できる下記いずれかの書類
- 銀行預金残高証明書(郵便貯金でも可)
- 銀行通帳原本及び表紙、表紙裏と最終記帳ページのコピー
- 国際クレジットカード会社発行の利用可能額が明記された明細書
- 入出国が確認できる資料
- 空路:往復航空便の予約確認書(氏名、予約番号、航空会社名、飛行機便名、ブラジルへの到着及び出国の空港名、日付、運賃が記載されたもの)
- その他:ブラジルへの出入国日・地点・移動手段が明記され、パスポートと同じ署名がされた誓約書(経由国まで空路を利用する場合は、そこまでのの航空便の予約確認書)
- 査証料 10,400円(税込)
事前にオンライン申請するための、オンラインフォームを使用するためのパソコン・ネット環境と印刷環境(プリンターもしくはコンビニなどで印刷できるようにする)もしくは『application number』が必要です。
事前のオンライン申請
オンライン申請は、『電子観光VISA(e-Visa)の取得』と同様ウェブサイトにアクセスして行います。こちらのサイトは残念ながら日本語では表示されません。右上にある語学を「English」にして、いかにある「オンライン申請の仕方」PDFを見ながら進めましょう。
オンライン申請した後、一番最後のページをプリントアウトする必要があります。プリンターが無い場合は、SDカードにデータを入れたり、スマホアプリを用いてコンビニで印刷することもできます。
プリンターが無い!印刷ができない場合は
ブラジル領事館に『application number』を伝えることで、印刷してもらうことができます。申請の最後の画面で12桁の『application number』を控えてください。(キャプチャを撮って、スマホに保存するのも有効です)
ブラジル観光庁ですること
受付可能な時間に、必要書類を持って領事館(2階)に上がります。警備員さんに機械の番号札を取るように促されるので、「VISA」と書いてあるボタンを押して、番号の書かれた紙を取ります。
待合室には椅子と番号が表示されるモニターがありますので、自分の番号が表示されるまで待ち(待ち時間はマチマチですが、早ければ10分ほどの時も)、モニターで案内されている窓口に必要書類を提出されます。
手続きの間に近くにあるブラジル銀行に手数料の払い込みをするよう説明を受けますので、用紙を受け取り荷物を持ってブラジル銀行に向かいます。
ブラジル銀行ですること
ブラジル銀行五反田支店は、在東京ブラジル領事館と大通りを挟んでほぼ向かい側にあります。大通りを渡るには時間がかかりますので、ブラジル領事館前の入り口(五反田駅A5)から入り、反対側(五反田駅A7)から地上に出るのが近道です。
Map with ID 6 not foundブラジル銀行の手前の窓口は混んでいることも多いですが、奥に両替ができる窓口がありますのでそちらまですすみ、ブラジル領事館で渡された用紙に手数料を添えて窓口に出します。すぐに払い込み証明書を発行してもらえます。
ブラジル領事館に戻り手続きをしてくれた窓口で払い込み証明書を見せると、残りの手続きをしてくれます(5分ほど)。この時に、査証(ビザ)がいつできるのかを教えてくれます。
ブラジル観光庁にVISAを取に行く
手続き時に教えてもらった査証(ビザ)が出来上がる日以降に窓口に取りに行きます。こちらも入り口で番号札を取りますが、手続き自体は受け渡しだけですので、混んでいなければすぐに終わります。
- 関連情報