クリスマスローズはガーデナー/ベランダーガーデナーの間では人気の植物です。色々な種類があり見飽きないし、花の少ない晩冬に華やかに庭を彩ってくれるうえ、比較的カンタンに種から育てたり交配ができるからです。
ただ難しいところもあって、成長苗を園芸店で購入しようとすると結構高いのです。逆に成長していない苗は意外と安いのですが咲かなかったりも。
でも、比較的安価に安全に購入できる時期があります。クリスマスローズ育成歴10年足らずの私ですが、クリスマスローズを育ててみようかな?と思っている方には参考になる、苗の購入のコツと注意点をまとめてみました。
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クリスマスローズの苗の買いどき
クリスマスローズの開花は種類にも年にもより異なりますが、一般的に園芸店で売られている種類はちょうど今(2月末から3月末にかけて)開花していると思います。
そのためオンラインショップの園芸店でも「開花中」「開花進み中」「花終わり」として開花している現品が個々に値引きして売られるケースが増えてきます。そう、クリスマスローズ苗の買いどきは、まさに今!周囲のクリスマスローズが満開になったころなんです。
クリスマスローズを購入するときに一番大事なのは、開花している花を見ることです。購入するときの注意点を細かく説明していきたいと思います。
クリスマスローズを購入するときの注意点
特にオンラインショップで購入する場合の注意点は主に4つです。ガーデニングショップなどで購入するときも、ほぼ同じことが言えます。
必ず開花株を購入する
クリスマスローズは種から育てると、最初の花が咲くのに2年か3年かかります。花の咲いていない若い苗は安く販売されていますが、安いからと購入すると4年経っても咲かないなど、花が付かない可能性があります。
開花株の「現品」で、実際の花の色・形・模様を見る
ラベルに「ダブル・赤」、「白に臙脂色のピコティー」など書いてあっても、開花した実際の株(現品)を見ないと本当にその通りの花なのかは保証がありません。
クリスマスローズは比較的交配がしやすい植物ですが、逆にほかのクリスマスローズが近くにあると自然に受粉もしやすく、そこから採られた種から育った苗は親とまったく同じ見栄えとは限らないのです。
それが逆に育てていると面白かったりもするのですが、確実に欲しいものを写真で見て購入することをお勧めします。
鉢のサイズはできれば5号以上を
クリスマスローズは育て花を咲かせるのに2、3年かかる故に、開花株は若干お値段が高くなります。鉢のサイズが大きくなるとさらに価格が上がりますが、できれば5号以上を購入したいところです。
育てやすい株はそこそこ大きくなった、茎が太いしっかりとしたものです。鉢が小さいということは株が小さくなりますので、少し育てにくいかもしれません。
現品の写真を色々な角度で撮影しているオンラインショップを利用する
私はよく楽天でクリスマスローズ以外にもハーブ苗などを購入します。特にお店は決めていませんが、どんな写真を掲載しているかで大体良し悪しの検討が付けられると思っています。
植物ごとにどんな株を購入したらよいかはことなりますが、根本や茎もしっかりと写った写真で確認できると安心です。
クリスマスローズの苗の場合は、葉が多すぎない、根本から太い茎がしっかりと伸びているなどを確認して購入したいものです。
人気種は早い者勝ち!買いどきを見極めて
一言でクリスマスローズと言っても、原種やハイブリット、花型がシングル・セミダブル・ダブル、線の入ったピコティー、丸みがあって滲んだような色合いが魅力のネクタリン種など、さまざまです。花の色も白・赤という一般的なものから、葉脈が濃いものやスポッツが入ったものなど見ていて飽きません。
人気があるダブルや黒い色合いのものは安くなるのを待っているとなくなってしまう場合も。マメに複数のショップをチェックして、自分の好きなタイプを見つけたらあまり悩まない方が良いかも?
私はちょうど今日、オンラインショップで3種類買い足しました(残りの一つは観賞用ハーブです。可愛いのです)。
届いたら早速、一回り大きな鉢に植え替えます。花は終わってしまっていると思いますが、来年、きれいな花を見るのを楽しみに過ごします(笑)。
今回購入したお店は、『千草園芸』さん(楽天)です。ご参考まで!