前日に思いっきりアドベンチャーワールドのパンダたちを堪能して一泊、この日は海沿いをドライブしながら『熊野三山』(くまのさんざん)に向かう予定です。
まっすぐに『熊野三山』に行くと時間があまってしまう、また一緒にいる子どもたちが飽きてしまうだろうと考えたルートですが、思っていたよりも一つ一つの場所でみんな楽しんだため、当初行く予定だった『三段壁』(さんだんべき)はパスして東へ東へ(そして北へ、北西へ)走ることになりました。
まずは真っ白いビーチ、南紀白浜の海を眺める
宿泊した「紀州・白浜温泉 むさし」から徒歩で白い白浜に出ることができたので、出発前に散歩をしてみました。
千畳敷(せんじょうじき)ではアップダウンを楽しむ
次に車で10分弱移動して『千畳敷』(せんじょうじき)へ。『千畳敷』を選んだの、単に私が「悠久の時間の流れを感じられる自然の造形物」が好きだというだけなのですが、岩以外に何もないのに子どもたちに好評でした。
『千畳敷』と呼ばれる場所は日本国内に数カ所ありますが、南紀白浜では海沿いにある「円月島・千畳敷・三段壁」が国の名勝に指定されています。
2,303万年前から258万年前の第3紀層(地質学上の区分)の砂岩からできているスロープ状の岩盤です。砂岩は岩といっても非常に柔らかいため、長い年月をかけて波の力で彫刻され複雑な地形になっています。大きく荒い波に削られたとわかるような削られた岩場と、引いていく波に造られたと想像できる丸みのある段差が対照的です。
『千畳敷』(せんじょうじき)は段差のある岩場のため、歩きやすい靴がオススメです。中にはサンダルの方もいましたが正直危ないです?
バリアフリーなのは、駐車場からお土産屋の前に塗ってある赤いエリアまで。この先は足腰の弱い方、杖をついている方は大変難しいかと思いますが、高いところから下を見下ろす形になるので、そこまででも千畳敷のすごさは体験できるかもしれません。
こういうのを見かけると本当に怒りが湧いてきます。自分の名前で自然を傷つけることにどれだけの意味があるのか、このバカップルに聞いてみたい(しかも多数の人に踏みつけられているわけで)。『千畳敷』にはアルファベットも含め多数の落書きがありました。海外でも歴史的な建築物に日本人の名前が落書きされていたと何年か前に話題になりましたが、自然や建造物を傷つける行為は本当にやめてもらいたいものです。
残念ながらこの時間では「日本の夕陽百選」にも選ばれている太平洋へ夕日が沈む景色はお目にかかれません。また、一緒に国の名勝に指定されている『三段壁』はここから徒歩で20分ほど。機会があればまた、夕陽が見える時間帯に『三段壁』も併せて来てみたいです。
南紀白浜の千畳敷の情報
- 公式サイト
- 千畳敷|南紀白浜観光協会「南紀白浜観光ガイド」
- マップコード
- 184 009 089*37(駐車場)
- 住所
- 〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町
- 駐車場
- あり(無料)
- 公共交通機関
- 各路線バス 千畳口バス停から徒歩約5分(南紀白浜明光バス時刻表
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