実際に個人旅行で使ってみた、アメリカ経由ブラジル行きのフライトモデルケース

マルクンハ クーニャ マシャド国際空港 ブラジル
マルクンハ クーニャ マシャド国際空港

過去2回の個人旅行によるブラジル訪問では、東京からアメリカの都市へ、そこからブラジルの都市へという航路を利用しました。ブラジル在住の友人から、「ヨーロッパ周りが良い」とは聞いており、途中でドイツやオーストリアの都市に立ち寄るのは大いに魅力も感じるのですが、料金が高くなるデメリットがあり結局は選択できませんでした。

毎年、個人旅行のたびに貯めているマイレージがスターアライアンスであることも鑑み、全日空(ANA)もしくはUNITED AIR(ユナイテッド航空)を乗り継いでのブラジルの旅は乗り換え時間も含めると長く、そして大いに運の悪さと良さを感じる旅でした。

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1回目のブラジル個人旅行。クラフトビールが飲めるかで、乗り換え地点を決める

2015年の10月9日~17日の利用です。チケットを取ったのは約2か月前でエクスペディアで航空券だけの予約でした。

経路 フライト時間 乗り換え時間 料金
往路 成田からヒューストン
[UNITED]
12時間10分 6時間35分 フライト:161,000円
税・サービス料:34,260円
合計:195,260円
ヒューストンからリオデジャネイロ
[UNITED]
10時間5分
復路 サンパウロからシカゴ
[UNITED]
10時間25分 5時間20分
シカゴから成田
[UNITED]
13時間5分

乗り換え時間が短いときはなるべく小さな空港を選ぶのですが、この時は往復共に6時間あったので「アメリカだからきっとクラフトビールが飲める!」と、大きくて専門店がありそうなところ選びました。

この他に荷物を一時受け取りしなくても出国できる空港を選ぶと、待ち時間が楽なのですが、経験者の話によるとターミナルや状況で変わるので、一概にココ!とオススメできないのが辛いところです。ヒューストンとシカゴは両空港ともに荷物を受け取る必要はありませんでしたし、ヒューストンは乗り換えのターミナルが同じでしたのでゆっくりできました。

そこだけを考慮すると、ブラジルに行くのにヒューストン経由はとても使い勝手が良いと言えましょう。

2回目のブラジル個人旅行。どんどん座席数が少なくなる→金額が上がる中で、慌てて決める

2017年はレンソイスの水の状況などを考え、真夏のブラジル渡航でした。8月25日に東京を出発し、9月1日にサンパウロを出る日程です。予約は旧スカイゲート、現DeNAトラベルです。

オンライン予約が一般的になったためか、フライト料金の変動も激しくなってきたと感じました。一度値下がったものがまた上がったり(「残りが少なくなると高くなる」なんていうこともあるそうです)購入タイミングがとても難しかったです。バタバタしていてチェックを怠り結局一番狙った金額で購入することはできなかったのですが、2年前に比べて6万近くも安くなったのは驚きです(シーズン的にはこちらの方が高そうなのに)。

経路 フライト時間 乗り換え時間 料金
往路 成田からワシントン
[UNITED]
12時間10分 6時間15分 フライト:99,000円
税・サービス料:25,870円
手数料:5,400円
合計:130,270円
ワシントンからサンパウロ
[UNITED]
10時間5分
復路 サンパウロからヒューストン
[UNITED]
10時間25分 5時間5分
ヒューストンから成田
[UNITED]
13時間5分

予約したフライトは上記のようでしたが、実際はヒューストン近郊で猛威を振るったハリケーン「ハーヴィー」に巻き込まれ、恐怖の遅延・欠航体験になってしまいました。

ワシントンからサンパウロへは2時間遅れてから欠航が決まり、ワシントンのヒルトンホテル(ユナイテッド航空が取ってくれた)で一泊したため、その後の予定が1日ずれてしまい不要なサンパウロ1泊、友人宅でのサンパウロ滞在が減泊。また、帰国便も欠航となったため、1日サンパウロに滞在してユナイテッド以外の航空会社(GOL)でペルーのリマ、アメリカのロスアンゼルスを経由して成田に1日遅れで戻ってきました。(転職最初の長期休暇で1日帰れなかったとか…汗)

ロスアンゼルスの空港は広いうえ乗り換え時間も短く、また荷物を受け取らないと行けないのでは…という話があったので機内荷物で持ち込めるようパッキングし(つまり水分が多いものは持って帰らないことにした)なんとか帰国しました。

サンパウロからはすぐにレンソイスに向けてフライトを取っていたのでそれも取り直したので損害は大きかったです。ただ、日本・ブラジル間のフライとはすべてユナイテッド持ちでしたし、宿泊予定がずれた2つのホテルは快く日程変更をしてくれたので良かったです。

また、日本に帰国してからのユナイテッドの対応は大変よく、「航空会社としては、『現地までお客様を安全に届ける』ことが使命であるため、ユナイテッド以外の航空券のキャンセルに関しては何ら責任を取ることができない」ということでしたが、不要に宿泊することになったサンパウロの空港近くのホテル代は支払ってくれましたし(理由としては夜遅くの便で、宿泊しなかったら危険ということらしいです)、帰路の正規料金分のユナイテッドのマイレージもしくは、ANAのマイレージ(こちらは大分少ない)をプレゼントしてくれました。ユナイテッドのマイレージはANAでも使えるので、この片道分のマイレージで国内旅行に行くことができました。

今まで大きな遅延、欠航にフライトでは当たったことが無かったのですが、この経験は大いに教訓になりました。

  • もし往路が天候に影響されたら、復路もなる可能性があるとして、航空会社からメールが来ないかマメにチェックする(ユナイテッドから来ていた欠航の連絡に、丸1日気づいていなかったから)
  • 英語や現地の言葉で電話をする自信がない、窓口に行くこともできないときは、時差を考慮しなければいけないし電話代が高くなるかもしれないが、日本語対応の窓口に連絡を取る(時は金成)
  • アプリなどのオンライン通話では、窓口からの折り返しの電話が取れない場合がある(かけられないことがあるらしい)。必ず、折り返しの電話番号のほかに連絡の取れるメールアドレスか、滞在ホテルの電話番号を伝える

そして、日頃から英語を勉強する…でしょうか(ブラジルなどでは通常は英語は通じないかもしれませんが、航空会社では通じるので)。