【和歌山】南紀白浜の海を堪能する。白いビーチと千畳敷

南紀白浜 白いビーチ 関西地方
南紀白浜 白いビーチ

前日に思いっきりアドベンチャーワールドのパンダたちを堪能して一泊、この日は海沿いをドライブしながら『熊野三山』(くまのさんざん)に向かう予定です。

まっすぐに『熊野三山』に行くと時間があまってしまう、また一緒にいる子どもたちが飽きてしまうだろうと考えたルートですが、思っていたよりも一つ一つの場所でみんな楽しんだため、当初行く予定だった『三段壁』(さんだんべき)はパスして東へ東へ(そして北へ、北西へ)走ることになりました。

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まずは真っ白いビーチ、南紀白浜の海を眺める

宿泊した「紀州・白浜温泉 むさし」から徒歩で白い白浜に出ることができたので、出発前に散歩をしてみました。

南紀白浜 ホテル「むさし」

こちらが南紀白浜 ホテル「むさし」。お子さんのいる家族が泊まりやすい大型ホテルです。ビーチへのアクセスも近いので夏も良さそう。

南紀白浜 白いビーチ

2分ほどでビーチの入口へ。朝から巨大タコと遊ぶおこちゃま発見。

南紀白浜 白いビーチ

目の前に広がる、真っ白な浜辺と青い海。南北に延びる凡そ600m程度の浜辺で周囲には大型ホテルやいくつかの足湯があり、年間を通して人気のある観光地です。

南紀白浜 白いビーチ

お決まりの白いポートレート。昔はガラスの原料として採掘されていたものの景観保護のため禁止に。しかし砂の流出を止めることができず、現在の真っ白な砂はオーストラリアから運ばれてきたものです。岩絵の具の材料にもなる花崗岩に含まれる石英(せきえい)がベースですが、ただ砕いただけではこのような白い砂にならず長い間砂丘でさらされている必要があるそう。

南紀白浜 白いビーチ

水が想像以上にきれいです。運んできてまで白い砂浜にする意義がここにあるなと。千葉の海岸に白い砂を運ぶ計画があるけれど、あそこの水は汚いのでどうbなんだろう…。

千畳敷(せんじょうじき)ではアップダウンを楽しむ

次に車で10分弱移動して『千畳敷』(せんじょうじき)へ。『千畳敷』を選んだの、単に私が「悠久の時間の流れを感じられる自然の造形物」が好きだというだけなのですが、岩以外に何もないのに子どもたちに好評でした。

『千畳敷』と呼ばれる場所は日本国内に数カ所ありますが、南紀白浜では海沿いにある「円月島・千畳敷・三段壁」が国の名勝に指定されています。

2,303万年前から258万年前の第3紀層(地質学上の区分)の砂岩からできているスロープ状の岩盤です。砂岩は岩といっても非常に柔らかいため、長い年月をかけて波の力で彫刻され複雑な地形になっています。大きく荒い波に削られたとわかるような削られた岩場と、引いていく波に造られたと想像できる丸みのある段差が対照的です。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

駐車場から赤いエリアを越えるとすぐに岩場が広がります。最初に見える景色はどちらかというと海なのですが…。

ウォーキング&トレッキング情報
『千畳敷』(せんじょうじき)は段差のある岩場のため、歩きやすい靴がオススメです。中にはサンダルの方もいましたが正直危ないです?
バリアフリーなのは、駐車場からお土産屋の前に塗ってある赤いエリアまで。この先は足腰の弱い方、杖をついている方は大変難しいかと思いますが、高いところから下を見下ろす形になるので、そこまででも千畳敷のすごさは体験できるかもしれません。
南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

駐車場に近い高台には比較的なだらかな足場が続きます。子どもたちもすたすた行ってしまうので、慌てて大人が追いかけていきます?

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

向こうに見えるのが『三段壁』かなぁ?なんて海に向かって左手側を眺めてみました。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

こちらでもお決まりのセルフポートレート…ではなく、名勝地を傷つける心ない落書きです。

こういうのを見かけると本当に怒りが湧いてきます。自分の名前で自然を傷つけることにどれだけの意味があるのか、このカップルに聞いてみたい(しかも多数の人に踏みつけられているわけで)。『千畳敷』にはアルファベットも含め多数の落書きがありました。海外でも歴史的な建築物に日本人の名前が落書きされていたと何年か前に話題になりましたが、自然や建造物を傷つける行為は本当にやめてもらいたいものです。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

段差が結構ありますが、柵などは一切なくみんな自由に歩きまわれます。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

高台から少しずつ下に降りてくると、先ほどの白浜とは色も波も違う海が。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

ふと名前を呼ばれて上を見上げると連れが手を振っていました。いつのまにこんなに一人で降りて来ちゃったんだろう?

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

荒々しいと言えど、水はかなりきれいです。きれいな水の海を見ると和むな~。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

これは…亀の手?

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

色々な場所で寝そべって何かを覗き込んでいる人がいたり(笑)、きっと色々な生き物がいるんだろうなぁ。

残念ながらこの時間では「日本の夕陽百選」にも選ばれている太平洋へ夕日が沈む景色はお目にかかれません。また、一緒に国の名勝に指定されている『三段壁』はここから徒歩で20分ほど。機会があればまた、夕陽が見える時間帯に『三段壁』も併せて来てみたいです。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

『千畳敷』は南北に80mほどでしょうか。思ったより広くはなかったですが、なかなか楽しめました。

南紀白浜 千畳敷(せんじょうじき)

最後は駐車場近くにあったお土産屋(トイレもここ)で今年のシーズン用に「ジャバラ原液」を購入しました(以外に日持ちがするので春までOK)。 駐車場は朝早かったため問題なくは入れましたが、私たちが出る頃(10:40)には渋滞になっていました。

南紀白浜の千畳敷の情報

公式サイト
千畳敷|南紀白浜観光協会「南紀白浜観光ガイド」
マップコード
184 009 089*37(駐車場)
住所
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町
駐車場
あり(無料)
公共交通機関
各路線バス 千畳口バス停から徒歩約5分(南紀白浜明光バス時刻表
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