前回の『ソロキャンなまけものスタイル』で、寒い時期のキャンプに備えて、アウトドア用のストーブ/ヒーターの検討をしました。
その中から一つ選択し購入しましたので、早速自宅の庭でテスト的に使用してみました。
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Naturehike 多用途ガスヒーター[NH20RJ008]選択の決め手
購入したのはNaturehikeの多用途ガスヒーター、『NH20RJ008』です。
検討時に色々な条件を並べ、どれが自分のキャンプスタイルに合っているか、ソロキャンプに適しているかを鑑みた末の決定です。
ガスヒーターは燃料の持ち歩きがしやすい
灯油と異なり、しっかりとした缶に詰められた状態で販売されているガスカートリッジを使用しています。扱いに注意は必要ですが、こぼしたり臭い漏れがするなどの液体ならではの持ち歩きにくさをかなり軽減してくれより安全だと考えました。
暖房機具であることを考慮し、CB缶ではなくOD缶
今回選んだものは、ガスコンロなどで使用するCB缶使用のものではなく、アウトドア用のOD缶使用のものです。
CB缶の方がコンビニでも購入出来るなどの手軽さはあるのですが、暖房器具という一歩間違えたら命の危険も伴うものですのでサイズが選べ長時間使えるOD缶を選択しました。
OD缶の方が購入に手間がかかるなどの意見もありますが、今はネットショップで購入が可能ですので、手に入れやすさでのデメリットは「当日ガス缶を忘れた・・・」ぐらいではないかなと。
同じOD缶使用のガスヒーターの中でも、サイズの小さなガス缶しか使用できないものもありますが、一番大きなサイズ(500g程度)が使えるものを選びました。
手軽なサイズとシンプルなデザイン
これまでの条件でアウトドアストーブ/ヒーターを検索すると、2、3機種出てくるのですが、その中でNaturehikeを選んだのは、ずばりデザインです。
大きさ・重さはあまり違いが無いものの、本体の色合いにはかなりの差がありました。明るい色味を好まれる方もいるかと思いますが、個人的にはシンプルで無機質な方が好きなので、マットな質感がとても気に入っています。
多用途ガスヒーター[NH20RJ008]使い方
まずはOD缶をセット
OD缶は製品によってガスの配合が違います。今回は『IWATANI PRIMUS』のノーマルガス(温暖期用)とパワーガスを購入しておきました。サイズは500gの一番大きなサイズです。
一応、冬場使うならパワーガスが良いだろうと2種類購入したのですが、ガスヒーター[NH20RJ008]の説明書(繁体のみで記載)を読んだところ、「ブタン 50%以上」とありましたので、プロパンを含んでいないレギュラーガスを使う事にしました。
本体のつまみが最小(右回しで、回せるところまで回しておく)になっていることを確認し、ヒーターの本体を裏返して、OD缶のトップとガスが通る口を合わせ少し押し付けながらOD缶を右に回します。
この時注意したいのは、回している途中で「シュー」とガスが出る音がしますが、これはガスが漏れ出ている状態です。接合部分はネジ式になっているので、音がしなくなるまで右回りにOD缶を回ししっかりと設置することです。
音がしたまま=ガスが出ている状態なので、このまま火をつけると燃焼器以外のところからも炎が噴き出し、大変危険です(実は一回やりました・・・)。
つまみを左に回し、着火
しっかりとOD缶が取り付けられたことを確認し、平らなところにガスヒーター[NH20RJ008]を置きます。傍に水を入れたバケツを必ず置いておきましょう(このお陰で、すぐに鎮火する事ができました)。
キャンプ場でも火を扱う限りは、何かあればすぐにかけられる位置に水を置いておくようにしています。
つまみは火力を調整(ガスの量を調整)するもので、つまみ近くにある図柄を見ればどちらに回せばガスが多く出るのか一目で分かりますので、難しい事はありません。
折角なので、手持ちの南部鉄器に水を入れ、頂蓋に載せてみました。
多用途ガスヒーター[NH20RJ008]の評価
暖かさ
使用時は気温が27度程度あり、正確にどのぐらい周囲を暖められたのかはわかりません。しかし、火力を半分ぐらいにして30cmほど離れたところに座ってみましたが、熱を感じます(正直暑い・・・)。
弱めの火力にしていましたが、鉄瓶の中に入れてあった水は15分ほどで沸騰しました。試しに最大火力にしてみると、炎筒部分が真っ赤になり、かなり暑く感じます。
それなりの火力が出せる・・・と思いますが、もうちょっと寒くなってから改めて確認したいと思います。
扱いやすさ
使い方は前述の通り、さほど難しい事はありません。ただ、説明書が繁体語のみで英語すらないのは不便を感じます。
デザイン・サイズなど
想像通り、シンプルで個人的な好みに合ったデザインでした。金属の質感で重そうに見えますが、ガスカートリッジがはずしてあればかなり軽いです(説明書には1.5Kgとありますが、それよりも軽く感じます)。
あくまでもヒーター(暖房器具)としての利用を想定して購入している故の感想になりますが、枠と炎筒を付けた状態で頂蓋にポットを置こうとすると、写真の小さな鉄瓶は上部の炎を出すための穴のデザインに引っかかってしまい、少し安定感に不足がありました。
あとこれは日本製品なら無いのではないのか・・・と気になったところですが、取っ手が正面に対して平行して付くようになっていません。
使うにあたって不便はないのかもしれませんが・・・個人的にはとても気になります。
多用途ガスヒーター[NH20RJ008]のまとめ
本番のキャンプでまだ使えていないので、暫定的な意見になりますが、個人的にはカーキャンパーのソロキャンプにぴったりな暖房器具ではないかと思っています。
恐らく、多用途ガスヒーター[NH20RJ008]のデビューは10月末に予約してある洪庵キャンプ場か、11月初旬のふもとっぱらかな・・・と。
今からとても楽しみです!
おまけ・・・もう一つの暖房器具
アウトドア用ストーブ/ヒーターを検討していたとき、「イマイチ私の考えるキャンプとはイメージが異なります。」などと言っておきながら・・・購入してしまいました。
ツイッターのフォロワーさんとお話していたら、電気毛布(電気ひざ掛け)を就寝時に下にひいておくととても暖かいということで・・・ちょうど訳ありで安くなっている&モバイルバッテリーで使う事が前提のひざ掛けを発見したので、試しということで。
実際はもっと電熱線のエリアが広くて、ポータブル電源につないで使うタイプの方が暖かくて良いのかもしれませんが、ひとまずひざ掛けで試してみたいと思います。
『訳アリ』は、縫製不良や汚れ、ボタンが外れかかっていたり、熱の伝わりに偏りがあるかもしれないとのことです。布に若干良品としては問題になりそうな部分があるので、最後の「熱の伝わりに偏り」でないことを祈るしかありません・・・。