本日は海岸線をドライブしつつ、熊野三山を巡る日です。朝一で南紀白浜の白いビーチと『千畳敷』(せんじょうじき)を訪問し、そのまま車を東へと走らせました。
次の目的地は『橋杭岩』(はしぐいいわ)です。
橋杭岩(はしぐいいわ)とは
『橋杭岩』は、和歌山県の串本町から南南東方面の大島に向かって列をなしている岩柱で、吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝天然記念物に指定されています。海中に約850mほど、大小合わせて40個ほどの岩が真っすぐに並んでいるため、その規則的な並び方が橋の杭に似ていることから『橋杭岩』と呼ばれる所以のようです。
波による浸食で硬い部分だけが残っており、奇跡のように海に向かって伸びる姿のせいでしょうか。弘法大師に絡んだ伝説までも伝わっています。
『橋杭岩』は潮の満ち引きにより歩ける範囲が大きく変わります。海が引いていれば、並んでいる岩のすぐ傍を歩くこともできます。大きな段差や階段はありませんが、自然の海の底を歩くことになるので、スニーカーやスポーツサンダルなど歩きやすい靴がオススメです。
まずは橋杭岩の近くでランチタイム
すでに12時近くなっていたので「お店が空いているのであれば、お昼を食べてしまおう!」とまずは道の駅「くしもと橋杭岩」の奥にある食堂に向かいました。本当は食事処も多い紀伊勝浦を考えていたのですが、すでに時間が押しているため、予定変更。
水の引いた海を歩く。橋杭岩ウォーク
弘法さんの伝説と稲荷神社
『橋杭岩』は火成活動と海の浸食による結果ですが、弘法大師にまつわる伝説があります。海の向こうにある紀伊大島に渡りたかった弘法さんが天邪鬼に手伝わせて橋をかけようとしたけれど、疲れた天邪鬼が鶏の鳴きまねをしたため弘法さんも朝になってしまったと思い諦め、その残骸がこの橋杭とのこと。
海に沿って道の駅の前の道路を2分ほど歩くと、右手に鳥居があります。
ついでなのでちょっと上に行ってみます。この角度なら、もしかして…。
とはいえ、浜辺で見るよりも遠くが見通せて、本州と紀伊大島を繋ぐ橋も見えます。写真の納まりも良い!
のんきに歩いていたら出発予定時刻が迫ってしまった…焦って道の駅に戻ったため、目的の一つだった「弘法大師堂」に行けませんでした(忘れていた)。残念…。
トータル1時間20分ほど滞在して、橋杭岩を後にしました。今回、夕日を見る時間帯に来られなかったのですが、『橋杭岩』からの夕日はとても素敵なのだそうです。
機会があれば、次はそれを見たいですね。
南紀白浜 橋杭岩(はしぐいいわ)の情報
- 公式サイト
- 橋杭岩 – 南紀串本観光ガイド「南紀白浜観光ガイド」
- マップコード
- 324 245 139*66(道の駅「くしもと橋杭岩」駐車場)
- 住所
- 〒649-3511 和歌山県東牟婁郡串本町橋杭
- 駐車場
- あり(無料)
- 公共交通機関
- JR紀勢本線 串本駅からコミュニティバス佐部・上田原線で5分(コミュニティバスについて)
JR紀勢本線 紀伊姫駅 徒歩約20分
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