大石林山(せきりんざん)から車で58号線を再び南下して、『比地大滝』(ひじおおたき)に向かいます。個人的に滝が大好物なので旅先で地図上に見つけると寄らずにはいられないのです?
車で約40分、いくつかの空っぽの専用駐車場を通り越して、比地大滝キャンプ場に到着しました。
ウォーキング&トレッキング情報
比地大滝(ひじおおたき)へは比地大滝キャンプ場から、整備された山道を歩いていきます。片道45分程度の軽いトレッキングが楽しめます。
滝を見るためには、整備はされているものの傾斜のある階段を登ったり降りたりしなければいけないので、スニーカーなど歩きやすい靴が必須です。自販機、売店、トイレ(水洗)はキャンプ場にしかありませんのでご注意ください(トレッキングの途中、故障で使えないエコトイレがありました)。
比地大滝キャンプ場からトレッキング開始
比地大滝キャンプ場にあった案内板。滝までまっすぐ歩いていくようです。
比地大滝(ひじおおたき)への出発地点となる比地大滝キャンプ場は、横3m×縦4mのキャンプ台を14台持つ整備されたキャンプ場です。澄んだ水の川が流れており、川遊びやバーベキューができる(シャワーもある!)など初夏や秋(真夏はどうだろう…)のアトラクションとして魅力的です。
比地大滝キャンプ場のロッジ。売店もこちらにあり管理人さんも9時から18時まで滞在します。
『比地大滝』(ひじおおたき)まで歩くには入場料(大人500円、小学生から中学生300円)が必要で、比地大滝キャンプ場を利用する場合はテント1張1泊につき別途2,000円が必要です。
ちょっと泊まってみたいな~なんて思いましたが、キャンプ用品をそろえる必要があるので、非現実的ですね?
こちらのゲート(?)で入場料を支払いキャンプ場内へ。この日は天気がイマイチだったせいか、ロッジ前の駐車場にはまだ余裕がありました。
入場料を払ってキャンプ場内に入ると、広々とした空間が広がっています。
14台あるテントの土台となるキャンプ台は、今はちょっと寂しそう。でも、沖縄は温かいので2月でもキャンプできそうですね。
たまにある枝分かれに悩みつつ、小走りで進む
キャンプ場からトレッキングルートに入るスロープです。ここだけ見ていると、これからのアップダウンは想像できません。
途中の石垣に置いてあった、巨大マメ(?)の抜け殻。サイズが沖縄感ばっちり。
トレッキングエリアでは、たまにこのような分岐が現れます。どちらに行くかはあまり悩まなくても大丈夫!一カ所を除いては…。
最初の分岐で左の山側を選んだところ。スロープを登り、ダムを見下ろします。
こちらは2回目の分岐でも左へ。大抵、傾斜側を選択すれば階段で上り下りがある感じです。足に自信がなければ川側がオススメ。
ここまではどちらを選んでもすぐに合流しましたが、この「川沿いコース」は滝から流れる川を辿り滝に向かうルートのようです。とりあえず、「往路は山側」なマイルールに従って左側のルートを進みます。川沿いは帰りに通りましょう!
階段はあるもののさほど角度も無く、まだまだ余裕で軽快に小走り中。
段々視界が狭くなってきました。道は細いですがあまり人がいないので快適に歩けます。ここまでですれ違う人はゼロ、抜かしたカップル2組。
お、この赤い鉄柱は…橋が見えてきましたね!ここがちょうど、コースの半分ぐらいの距離になります。
比地大滝つり橋から後半戦はアップダウン多め!
比地大滝つり橋は、『無補剛桁縦張木床版式つり橋』で、幅約1.5mで長さ約50mの歩行者専用つり橋です。
比地大滝つり橋のど真ん中から下を見下ろしてみました。想像通り、あまり高さはありません。しかし水が透明ですね~。帰路に川沿いを歩くのが楽しみ!
渡り切って振り返ると、先ほどとほぼ同じ風景が見えました(笑)
岩から染み出る雨水に涼しさを感じますね…なんて、ここまではかなり和やかな私。
こちら側にも歩きやすい歩行者道がしっかりと整備されています。
狭い感覚で降りたり登ったりしているので、ここまで川面が近くなることも。水が透明でうっすらとブルーに色づいています。
「楽勝」ムードでいたら、さきほどとはちょっと違う感じの階段が現れました。1段の高さも先ほどよりずっとあります。こんな階段のアップダウンが続くのです。
急な階段を「上がったら必ず下がる」というのを繰り返して滝に近づきます。この東屋付近は「携帯電話が使えます」とあったので見てみましたが、ネットは繋がりませんでした。
まだ、300mもあるのか!と看板をにらんで前方に視線を戻すと、また急な階段が…。一度上がったら、下ろさないで欲しい…本当に。
かなり川の近くまで下りてきてしまいました。水の様子がよく見えます。すごく澄んでいるのに、魚とかはいないんですねぇ。
ここまで何度も急な階段を通過しているのでかなりゼイゼイしてきましたが、階段以外は小走りで動いています。たまに写真を撮るために足を止めるぐらいで、ノンストップ。
息絶え絶え(笑)になってようやく!滝が見えてきました。少し奥まったところにあるので、「音はすれど姿はなし」状態がかなり長いんですよね。
なんとか辿り着いた比地大滝(ひじおおたき)。ん?大滝?最近見たのが日光の3大瀑布だったせいか、正直「あれれ?」って感じです。
『比地大滝』(ひじおおたき)は、高さが25.7m。日光の湯の滝は50m、華厳の滝は97m(湯の滝の幅が25m)なので、それに比べると大変小さく感じてしまいますが、実は沖縄最大落差。
縦に写真を撮らないと、迫力がない!(笑)もっと水が多いときに見たらいいのかしら(写真はiPhoneで撮影)。
この日は前後も含め天気が悪かったわりに水量も少ないようです?
でも、清涼感が半端ではないですね~。2段階の展望台があるので、そこでサワサワと風に吹かれながらじっくりと眺めます。マイナスイオーーーン!!!
実はもっと近づけるほうの展望台は、長いことカップルがイ…、…だったので遠慮して行かれませんでした? 代わりに流れていく水を目で追ったりして。さて、時間もあまり無いので戻りますか。ここまでで休憩時間も入れて40分ほど(小走りのため、かなり早いです)。
帰路で戸惑う!川沿いのルートはどこから入るの?
2月の森の中は緑が濃いですが、あまり花が無いのが寂しいのですね。滝の近くには少しだけ小さな花をつける樹木を見かけました。
またもや小走りで来た道を戻ります。強烈なアップダウンは川沿いを選べば少しだけ回避できるはず…。
往路を思い出すと、川沿いに降りることができそうなのはここだけなんですが、でも標識がありません。
大きな石畳をとことこ歩くことができる!と思って進んだのですが、途中、どう考えてみ水の中に入らなければならないところが。
水、すごくきれいなんだけどなー!!車にタオルあるし、靴脱いで入ろうかな~と悩むこと数分。様子がわからないし、これ以上行って引き返すと約束の時間に遅れてしまうと諦めて引き返すことに?
結局、元の道を戻ってゼイゼイ言いながら往路の「川沿いコース」の入口まで戻ってきました。
少し見てみると、うん、最初から水の中に入りそうな感じなんですよね。
ロッジまで戻ってから、スタッフのお兄さんに「川沿いコースって複路はどこから入らなければいけなかったんですか?標識の無い、大きな平らな岩が川にあるところですか?」と尋ねたところ、「そうです。往路は標識無いんですよね。」の解答。
「え~、通りたかったんですけれど!…でも、途中、絶対に渡れないところありますよね?」には、「そうですね。川沿いコースは水の中を歩くことになるので、濡れても良い恰好をオススメしています。」と。そういうのは、公式サイトに書いておいて欲しいです(川遊びできるエリア…って、このこと?)。そうしたら、水用のスニーカーにしたのに!
と、ちょっと残念なこともありましたが、爽やかな森の中小走りトレッキングをすることができて満足でした。想像よりもかなり疲れましたけれども…歩いていれば、さほどでもないのかな?!(注・トレランをしているわけではなく、あくまでも時間短縮のため走っていました)。
比地大滝キャンプ場でも少しだけ桜を眺めることができました。あまり花がつかない桜なのか、ちょっと寂しい感じです。
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