群馬県|赤城山と湖を祀る。赤城神社と大沼散策

赤城神社と大沼関東地方
赤城神社と大沼

草津温泉に向かう途中で、「何か見る物はないか?」と検索して気になったのは、湖に浮かぶようにかかる赤い橋でした。神秘的な風景を期待して、立ち寄り地を『赤城神社』(あかぎじんじゃ)に定めました。

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佐野P.A.に立ち寄ってから赤城山へ

天気も不安定な土曜日、都内から高速に乗り北関東自動車道の佐野パーキングエリアまでノンストプでやってきました。まだ8時過ぎだったのですが上り車線で部分的に起こっている渋滞を横目で眺めながら快適に到着しました。

佐野S.A.@草津温泉までの道

朝食を食べるために、大きな佐野P.A.を選びました。屋内のフードコートは結構な混雑具合ですが、車の数自体はさほど多くなさそう。

佐野S.A.@草津温泉までの道

外に屋台が幾つも出ていたので、そこで『栃木和牛串』(1,000円税込)と樽詰めのオールフリー(ノンアル・500円税込)をいただきます。

この後も高速を快適にドライブし、伊勢崎で一般道へ。『赤城の大鳥居』に歓声を上げたりと楽しく進んでいたのですが、その後大量の自転車が。恐らく何かの大会があったのですが、山を登り始めるころはまばらになってはいたものの、クネクネした狭い山道で自転車を追い越しつつの走行は少し怖かったです。

でも、あの山道を自転車で登って、またふもとの町まで下りてゴールする…考えるだけで筋肉痛になりそうです。すごい。

巨大な水たまり。カルデラ湖の大沼に到着

『赤城神社』にも駐車場があるようですが、手前の『大沼』(おの・おおぬま)にはかなり大きな駐車場がありお店が軒を連ねているようでしたので、『大沼』停めて歩くことにしました。

ウォーキング&トレッキング情報
『大沼』『赤城神社』を含めた赤城山一帯にはトレッキングコースが沢山あります。時間があればスニーカーを履いて歩きまわるのも良いかもしれません。
『大沼』『赤城神社』だけならば、サンダルなどでも平気そうですが、砂利道や湖の際など若干足元の悪いところもありますのでご注意ください。
赤城神社と大沼

大沼の近くにある駐車場。お向かいにもあるのでかなり広いです。『大沼』は正しくは『おの』と読むそうなのですが、最近では一般的な読み方である『おおぬま』と呼ぶ人も多いとか。

赤城神社と大沼

駐車場から湖に向かって歩くと、食事処やお土産屋が並んでいます。

『大沼』は赤城山の火山活動により生じた大きな凹地に水が溜まったカルデラ湖です。

赤城神社と大沼

湖畔にも食事が取れるお店や、貸しボートの受付などがあります。

大沼の白鳥ボート

大沼の貸しボート。暗い空だったのですが、日が差してきました。

赤城神社と大沼

湖のヘリを歩いて、遊歩道へ入ります。

赤城神社と大沼

どうやら当日の夜は祭りがあるらしく、遊歩道も往路・復路と整備されていました。

全国約300社の赤城神社のトップ?大洞赤城神社(だいどうあかぎじんじゃ)とは

『赤城神社』は全国に300社以上あり、ここ赤城山の麓にある『赤城神社は』その本宮と言われているそうです(資料があるわけではないが「多分そうだろう」という事で)。山の赤城大明神、沼神の赤沼大神が古代から祀られている古くて由緒ある『赤城神社』は他の神社と区別するために『大洞赤城神社』(だいどうあかぎじんじゃ)とも呼ばれるとか。湖からは祭祀に使われていたとされる鏡も発見されているそうです。

赤城神社と大沼

赤い橋に入れそうな、南側(遊歩道から手前にある)駐車場の入り口。

赤城神社と大沼

なんと!橋は渡れませんでした。祭りの影響かな?

この手前の駐車場からは『赤城神社』に入る道が無いので、また一旦車道に出て北側の入り口に向かいます。

赤城神社と大沼

こちらのほうが少し広い駐車場になっています。

赤城神社と大沼

恐らく、橋から入るのが正式な入り口で、こちらは裏口と言うか、勝手口と言うか…。

赤城神社と大沼

入り口からすぐに湖の傍へ。赤い橋を先ほどと反対側から眺めます。

赤城神社と大沼

湖の水はとてもきれい。雲が増えてきたので、あまりキラキラはしていませんが…。

赤城神社と大沼

大沼にはコイがいるらしく…餌やりをしている人の傍には少し恐ろしさも感じる光景が。

赤城神社と大沼

コケが生えた岩が使われた手水舎。小さな龍も可愛いです。

赤城神社と大沼

夜にお祭りがあるせいか、カメラを手にした人が妙に多い境内。

もともとは小さな小島にあった社を1970年に現在の地に移設しています。小島時代の『赤城神社』の写真を見ると、むしろそちらの方が行って見たかった…と思わせる侘び寂びある風情。赤い橋もそうですが、水に囲まれている『赤城神社』全体がとても神秘的な空気を纏っています。

赤城神社と大沼

賽銭箱には三つの御紋。酒井忠世が徳川家康を祭ったので「丸に三つ葉葵」、皇室の…ということで五三の桐(後鳥羽上皇の前まではこちらが皇室のマーク)と「菊」と言ったところでしょうか。

赤城神社と大沼

現在の社は2006年に修復されたもの。朱が鮮やかです。「阿」形の獅子も石造りで綺麗です。

赤城神社と大沼

スムースな曲線で「吽」の口が可愛い狛犬。

赤城神社と大沼

夜のお祭りの前に何か祭事があったようです。

赤城神社と大沼

湖の傍では弓道。祭事として的を射るみたいですね。数人除いて皆さん初心者のようで練習風景が微笑ましい。

ランチは人気店『風の庵』でお蕎麦

湖畔にもお店が並んでいましたが、ネット検索したらすぐ近くに人気のお蕎麦屋さんがあるとのことなのでランチは十割蕎麦の店『風の庵』(かぜのいおり)に向かいました。車なら2分・徒歩でも10分かからない場所です。

十割蕎麦 風の庵(大沼)

雑貨店も併設の『風の庵』。道路に面した駐車場には普通車が4台ぐらい駐車できます。この日は大型バイクが数台、まとめて停めてあったので残りの1台分にイン。

十割蕎麦 風の庵(大沼)

古民家を改装した店内には雑貨店とお蕎麦屋さんが併設されています。

十割蕎麦 風の庵(大沼)

この旅ではもう一度天ぷらを食べるのですが、『風の庵』の天ぷらは比べようもなく美味しかったです!山ぶどうのツルなど新しい発見も!

ネットでの口コミを見ると混雑して待ち時間もあることも多いようですが、早めに来たのが良かったのか空いていました。北海道産のソバの実を石臼挽きした十割蕎麦とたっぷりの山菜の天ぷらをいただいて超満足(詳しくは食べ物関連のブログをどうぞ)。

赤城神社の後に十割蕎麦。『風の庵』@群馬,赤城山 - クラフトビールとマイクロブルワリー
草津温泉に浸りに行く前にどこか寄り道をしようと選んだのが、赤城山の麓にある『赤城神社』(あかぎじんじゃ)でした。赤城神社のすぐ近くには赤城山のカルデラ湖(火山活動によって生まれた大きな窪みに水が貯まった)である『大沼』(
十割蕎麦 風の庵(大沼)

ドライバーだったので、飲み物は白樺樹液のジュースを。呑めなくてもただでは起きない、好奇心の強さ(笑)

ランチも含めて2時間弱の滞在でした。夜のお祭りまで居れば色々なものを見ることができたかなぁ~なんて後ろ髪を引かれつつも、次の目的地草津温泉に向かいます!

赤城神社と大沼散策

公式サイト
赤城神社 -群馬県赤城山-
住所
〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山 4-2
最寄り駅
JR前橋駅から関越交通バス(約1時間10分)「あかぎ広場前」下車 徒歩7分
※土日祝日のみ直通バス運行
駐車場
261 487 013*17、261 457 739*44
上記の神社の駐車場はどちらも狭いため、行楽シーズンは大沼の駐車場をオススメします(261 457 382*60 向かいにもあり)
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