サンルイスのホテルはちょっと変わった流れで宿泊することになりました。
サンルイスはレンソイス・マラニャンセス国立公園への入口の街でもありますが、旧市街は世界遺産、沿岸部はリゾート地であるため、街中や沿岸部にはたくさんのホテルがあります。リゾート目当てでしたら北のビーチ沿いに宿泊したほうが良さそうですが、時間があまりないこともあり「街をぶらっとできれば、それでいい」と、旧市街地の観光ポイント、セー教会近くを探しました。
予約した『Palma Hostel São Luis』というホステルの口コミを見ていると「工事中」「扉に『Pousada Portas da Amazônia(ポサーダ ポータス ダ アマゾニア)へ行け』と書いてある」「でも、安い値段でまぁまぁのホテルになったからオッケー」といくつものコメントが。どうやらそのホステルは工事中で、予約者は現地に着いてからすぐ裏にあるホテルに代わりに宿泊することがわかった、ということらしいです。(なぜ予約時にそれを伝えないのか…謎です)
私が予約した時点で、同じことが起きるのか、工事が終わっているのかは不明で「どちらに泊まるかは運だろう。」と気楽にホステルを予約しました。
今回の旅行は最初から波乱で、ワシントンからサンパウロに移動するときにハリケーンの影響を受けてしまい、すべての日程が1日ずつづれることになりました。もともと、サンルイスでは飛行機の都合で早朝(夜中)のチェックアウトで1泊もできない予定だったので、もし日程を変えてもらえなかったら諦めて飛行場で時間をつぶそう…なんて思っていたのですが、ホテルのご厚意で日程変更が可能となり、1日ずれての14時チェックイン、2時半チェックアウトということになりました。
さて、ホテルの近くで長距離バスを下車し、歩いて予約したホテルに行くと…貼ってありました、「裏のホテルにお越しください」の貼り紙(笑)
同じブロックをぐるっと回って『Pousada Portas da Amazônia(ポサーダ ポータス ダ アマゾニア)』へ移動です。
レセプションにいるのは小柄な男性スタッフでした。英語がほとんど話せないようなので、カタコトのポルトガル語でチェックインであること、明日の早朝(というより当日の深夜)にタクシーをお願いしたいことを伝えると、ニコニコと感じよく対応してくれました。渡されたカギはとても重厚で(笑)、ポーターが荷物を運んでくれた先は、レセプションの奥にある細い通路を入った風変わりな部屋でした。最初はあまり細くて暗い通路を進んで行くので、「もしかしたら、納戸みたいな部屋なのでは!?」と不安になったほど。
建物が坂道に建っている都合で1.5階分ほどの高さのある天井と、昔からある壁を活かしたと思われる茶色い壁、インナーテラス風の廊下に面した全面古いガラスの壁と扉など、かなり特徴のある部屋でした。公式サイトで部屋の写真は見ていましたがこの部屋はかなりユニークに違いない!と相棒と小躍りして、写真を撮りまくり。
トイレとシャワーのあるバスルームも「これでお湯がちゃんと出なかったら、風邪ひくな」なんて思うほど天井が高く風通しも良く。少し不便を感じたのは、ドライヤーやセキュリティボックスの鍵をレセプションに借りに行かなければならなかったり、アーティスティックな茶色の壁がボロボロと剥がれたりしたことぐらいでしょうか。
昼過ぎ到着、夜中出発で朝ごはんが食べられないのが残念な、素敵なレストランがありました。
ランチを半端な時間に食べてしまってお腹がいっぱいでしたが、せめてこのレストランでお酒を飲もう!と、街の散策のあとカクテルをいただきました。
入ったときは、食事をしている旅行客が団体もいて満席でしたが、私たちがのんびりと楽しんでいるうちに、道路へと続く扉が閉められたり、なんとなく後片付けが始まった風でした。それなりに大きな街ではありますが、ホテル内のレストランはあまり遅くまでは営業していないようです。
普段であれば、まだ、もう少し飲みたいな…という程度の酒量でしたが、深夜2時には起きて空港に行く支度をしてチェックアウトしなくてはいけないので、後ろ髪をひかれつつ、早々に部屋に戻りました。
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