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昇仙峡本番!まずは仙娥滝から
さて、ここからが本番です。
仙娥滝駅を出て右手に数分歩いていくと、少しお店が並んでいるエリアがあり、そこを通り抜けるとすぐに長い下りの階段があります。お店は普通のお土産屋のほか天然石、主に水晶を扱うお店が多いです。なるほど、昇仙峡から水晶は掘り出されているんですね。大きなハート形のローズクオーツの置物(願掛けというか、占いのためにある)や、天然石を七福神に投げる(?!)池や色々なものがあるのですが、私が気になったのは、この方。
甲府だから信玄公なのでしょうか…渋い。売り物だったら、値段を見てしまうレベルです。
昇仙峡は渓谷ですが、険しくはなく、遊歩道はしっかりと整備されています。週末だったら人に揉まれてしまうのかもしれませんが、さすが金曜日の午前中、かつ観光バス無し。細い階段は人と触れることなくすれ違える程度の流れでラクラク歩くことができます。
少し階段を降りると水の音が聞こえてきます。最初は「音はすれど姿は無し」だったのですが、自然に木々の間から仙娥滝(せんがたき)が見えてきます。
なんというか、優雅な姿ですね。大きくはないのですが、日の差し方がいいですね。常に虹が浮かんでいます。
仙娥滝の前は一番人がいるところではありますが、マイナスイオン効果もあるのかちょっと空気がきれいな気がします。
「ここだけは見ておけ」お散歩コース
仙娥滝を後にして、緩い下り坂を降りて行きます。道の幅は1メートルから2メートルぐらいでしょうか。仙娥滝からは人がばらけるので自分のペースで歩いていかれます。
暫く岩肌を右手に歩くのですが、小さな橋(昇仙橋)を渡ると暫くは先ほど見た仙娥滝から流れる川を左手に下って行きます。大きな岩がゴロゴロある風景が新鮮です。どこからか転がって来たのでしょうか。
水もきれいそうでよく見てみたいのですが、岩が大きすぎてあまり水が見えません。「あの岩登りたいね。登れないか。」などと川の上の岩に見入っていると、遊歩道にも大きな岩が。
おおお~、これが有名な『石門』ですね!
一度通過してから振り返り、「本当に石はどこにも触っていないのか?」を確認しに戻ります。
うん、触れていませんね…このまま保てるものなのか、いつか触れ合うものなのか…。
その後は暫く、特に紅葉がきれいな細い道を進みます。
少し開けたところに出ました。何か人が沢山いるようですが…。
多くの人が上を見上げているので、同じように右側を見上げると…『覚円峰(かくえんぽう)』です。
もともと「昇仙峡に行ってみたい。」と思ったきっかけになった、兄が撮影した紅葉の写真、そのままでちょっと感動しました。
下に降りてみると少し広場のようになっていて、少し違和感を覚えるテーブルなんかあったりします。お弁当を食べている人もいて、和やかです。
思っていたよりも近く、手持ちのレンズでは入りきらないので、地べたにカメラを置くような形で写真を撮ったりしましたが、いや、なかなか難しい…。隣の岩の方がきれいに撮影できました。
覚円峰のベストビュー近辺には、ちょっとした軽食のお店などがあるのですが、コロナ渦ということもありすべて閉まっていました。
この先にも行くか、それともこの辺りで引き返すか迷ったのですが、まだランチもとっていないし、あまりのんびり歩いていてもキャンプ場に着くのが遅くなってしまいますので(あれ?さっきも同じことを考えたような…)、Uターンして水晶街道まで戻ることにしました。
ランチはお洒落なピザをいただきます!~Cafe Terroir(カフェ・テロワール)
あまり水晶に興味が無い二人は、水晶街道をほぼ素通りして、ロープウェイの駐車場に立っていた看板の前で足を止めます。美味しそうなピザの写真…何か混みそうな雰囲気のある素敵なお店に思えますが、今ならまだいけるかも?と早速向かいました。
う~ん、想像通りの素敵なお店が見えてきます。
『Cafe Terroir(カフェ・テロワール)』は、座席数も少なめのこじんまりしたお店でしたが、幸い窓際の席が空いていたので、ピザを2種類オーダーしました。
一つは近くで収穫したというわらびを使った個性的なピザです。もともと私は山菜が好きで、苦みもえぐみもどんとこい!と言う感じなのですが、相棒も「なかなか美味しい」とペロッと食べていました。個人的には、「白ワイン飲みたかったな~」という感じ(相棒は一滴も飲みませんが、ペーパードライバーなので飲むのはキャンプ場に車を停めるまで、お預け…)。
こちらは、山梨県産の葡萄と桃のコンフィチュールをのせた甘いピザです。ココナッツとバニラアイスクリームが乗っていますが、葡萄の酸味と桃の爽やかさでくどさはまったくなく。こちらは赤ワインを合わせたかったな!
2種類とも大変美味しくいただきました。
では、やっと。『ほったらかしキャンプ場』に向かいます。