【世界遺産】関東から行きやすい世界遺産、富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)へ日光からドライブ

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill) 関東地方
富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

日光で日光田母沢御用邸記念公園を見学した後、紅葉を見ながら南下しようと、途中からわたらせ渓谷鉄道と並走する国道122号線をくだり、富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)に向かいました。

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こんにゃくパークは予想外の大混雑!近くの道の駅「甘楽」へ

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)の周囲はあまり食べるところがないだろうと、地図だけを見て『こんにゃくパーク』なるものを目指したのですが、地味なショップとレストランを想像していたら、とんでもなくアミューズメントパークしていて、しかも大混雑でした。

袋詰め・詰め放題のこんにゃくエリアにも多くの人がいたのですが、こんにゃくを主としたビュッフェが無料で食べられるらしく、そこには80分の待ち時間が発生中。有料で普通に食べられるレストランが無かったため、すぐに車を出して近くの道の駅「甘楽」(かんら)へ向かいました。

道の駅甘楽(ミチノエキカンラ)

道の駅甘楽(ミチノエキカンラ)食堂でいただいた山菜うどん

すでに14時を周っていたこともあり、道の駅にはすんなり入ることができました。なんとなく「甘楽」が変わっているのは地元の名産品以上に姉妹都市イタリア・チェルタルド市が目立っているところ(笑)。直輸入ワインやオリーブオイルのコーナー、もちもちで美味しいと評判の地元産の小麦粉を使った窯焼きピッツァを通り過ぎ、落ち着いて早く食べたいということで定食・蕎麦・うどん類がある食堂へ。

人手不足なのか出てくるのに大変待ち時間が発生し、一人だけ早く来て食べ終わってしまった私は、地元産の牛乳とお茶(?)を使った『甘楽野ソフトクリーム』(280円税込)を一人で堪能しました。

道の駅甘楽(ミチノエキカンラ)

道の駅甘楽(ミチノエキカンラ)名物『甘楽野ソフトクリーム』です。ミルクは濃厚だけど、基本の味付けはさっぱり、すっきり

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)の駐車場事情

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)は電車でも比較的訪れやすい世界遺産ですが、車に関してはちょっと不便かもしれません。

最初は標識に従って、無料の市営駐車場に行こうとしたのですが、ハンドルを右に切ろうとしたところ同乗者が「前の警備員さんが左に行けと合図してるよ。」と。慌ててハンドルを逆に切ったところ…有料駐車場に誘導されてしまいました(笑)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)入口までは細い商店街の中を3分ほど歩きます。カフェなどありますが数は少ないので、お昼は食べてきて正解だった…かな?

駐車したのは、富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)に真っすぐつながる商店街に入る細い道のすぐ南側の「いなりパーク」で、20分100円という細かな料金設定(笑)。「やられた~。」となんとなく悔しく思っていたのですが、車を降りて商店街を歩いてすぐにある駐車場は最初の30分が500円で以降20分100円。1時間20分で出ているので、結果的には無料駐車場ほど歩かず、近くの駐車場より安く済ませられたことになり結果オーライ。

土曜日なら15時以降が狙い目?意外と歩きやすかった富岡製糸場

商店街を歩いているときも思ったのですが、想像していたよりも人が少ない感じ。世界遺産に名を連ねたのは2014年6月ですが、4年も経つとこんなものでしょうか?(私が最近見た世界遺産はバルセロナにあるサグラダファミリアやセゴビアの水道橋だったので、その当たりを想像していました)。

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)それでも、門を入るときは写真を撮るには人がたくさんおりましたけれども

チケットは前売りを購入していませんでしたが、並んでおらずすぐに購入することができました。

見学は国宝の東置繭所から。製糸とその歴史を勉強しよう!

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)フランス積みというレンガの積み方(一説には建物が弱くなる積み方だそうです)で建てられているオレンジ色の建物です。

「まず最初に見学してください!」と促されて向かうのは、入り口の正面にあるレンガ造りの国宝『東置繭所』。中には富岡製糸場だけでなく、日本の絹産業に関する歴史がわかる展示がたくさんあり、興味深いです。

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)日本人の工女に糸取りの技術を教えるフランス人女性教師の住居。ベランダが素敵な建物です

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)とても大きな建物の中には多くの生糸をとるための機会が並んでいます。奥行きも幅も広い!

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)創業当初はフランス式の繰糸機が300個ほど設置され、世界最大規模であったとか。最初は座っての作業だったそうですが、新しい機械は立って少しかがんで作業をする必要がある高さです

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)白い建物は診療所。規模を見ると「保健室」的なものだったと思いますが、きちんと医療施設があるところが、まだ職業婦人が珍しい時代に素晴らしいなと思います

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)左側に見えるのが、指導者であるフランス人、ポール・ブリュナが家族と住んでいた首長館(ブリュナ館)。少し床が高くなっている凝った建物です

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)女工が暮らしていた寄宿舎。女工館と比較するとあっさりとした建物ですが、一部屋一部屋が大きかったようなので、女工たちはプライベート確保に苦慮したのでは

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)寄宿舎を見たらUターンして、また東置繭所に戻ります。左側に見えるのは、券売所などのオフィスが入っている検査人館

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)女工館のほうから眺めた東置繭所

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)東置繭所の2階部分にある倉庫。繭をかびさせないように、窓を全部開けて空気を入れていたとか

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)券売所前にある記念碑

この日は残念ながら、西置繭所の見学は時間切れでできませんでした(16時まで)。それならば、「東置繭所から見てください!」ではなく、案内して欲しかったと思います。また、順路もわかりにくかったので、まだまだ工夫の余地はある、若い世界遺産だという印象です。

また、チケットが比較的高価なのにクレジットカードが使えないというのは、海外の方にはかなり利用しにくいのではないでしょうか。

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill)今回はあまり欧米の方は見かけませんでした

ちなみに音声ガイドは有料(200円)のものもありますが、自分のスマートフォンで見ることができる無料版(日本語のほか、英語・フランス語・中国語・韓国語で視聴可能)、そして解説員によるガイドツアー(1回200円)もあり、興味深い日本の産業の歴史を勉強することができます。どれも無料/安いので利用してみるのも良いかも。

帰りは商店街の中にあった酒屋さんでご当地クラフトビールをお土産に購入しました。もう17時近かったのに、団体が「30分でも見るぞ!」と富岡製糸場に向かって歩いていくのが見えました。

…間に合ったかな?!(入場は17時まで)

富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)見学情報

公式サイト
富岡製糸場(Tomioka Silk Mill Site)
チケット・時間
開場情報・見学料(公式サイト)
ネット予約
富岡製糸場 予約サイト
住所
〒370-2316 群馬県富岡市富岡1-1
最寄り駅
上信電鉄 西富岡駅(徒歩9分)
マップコード
94 001 237*44

富岡製糸場には駐車場がないため、近隣駐車場(有料・無料)の利用になります。ナビには各駐車場の住所を入力してください 富岡製糸場周辺の駐車場(公式サイト)

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当ページの情報は最終更新時のものです。詳細・最新情報は公式サイトでご確認ください

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