バルセロナで3日(正味2日)を過ごし 、スペインに到着してから3回目の朝、まだ空港へのリムジンバスが動き出す前にバルセロナ空港からバスク地方に向かいました。
オンダリビア(Hondarribia)に立ち寄るか迷っていた気持ちを払拭したのは、可愛い街並みと城壁、そしてそこにスペイン国有の古城ホテル『パラドール』(Parador) があったからです。
サン・セバスティアン空港とオンダリビア
サン・セバスティアン空港(Aeropuerto de San Sebastián)はバスク地方の東側の玄関口ですが、国内線を中心に発着する小さな空港です。名前にある『サン・セバスティアン』は空港より20kmほど西にある都市名ですが、所在地は『バスク州ギプスコアエリア オンダリビア』になります(東京ディズニーランドのようなものですね…)。
朝6時45分発のサン・サバスティアン行きのフライトは小さな機材でしたがさほど混雑はしておらず、朝日を浴びながら僅か1時間10分で空気が冴えるサン・セバスティアン空港に到着しました。
機内からの眺め。ビスケー湾上空を旋回して北側からバスク地方に降り立ちます。
ビスケー湾から注がれる入江には無数のヨットが停泊していました。
サン・セバスティアン空港は1,754mの滑走路1本だけの小さな飛行場です。飛行機に階段型タラップが設置され歩いてターミナルに入ります。
右奥に見える稜線はフランスとの国境のピレネー山脈。オンダリビアから船を使ってフランスに渡ることもできます。
日本でGoogle Mapで調べたところ、サン・セバスティアン空港から目的地のホテルまでは徒歩12分と出ました。空港から宿まで歩いていったのは空港ホテルを除いたら初めてかも?と少し疑心暗鬼だったのですが、実際にターミナルを出てみたらバスやタクシーが見当たらなかったので最初の予定通り歩いて行くことにしました(循環しているバスはあるのですが本数が少ないらしいです)。
空港からオンダリビアの城壁までは平坦で車通りも少なめな道。どちらかというとカントリー調の可愛らしい一軒家がたくさん並んでいました。
空港近くに…というよりは、辺りを見渡すと高さのある建物は目に入りません。見えるのは、少し小高い丘のようになったところに見える教会の尖塔らしきものだけ。
城塞都市 オンダリビア
整備された歩道を進んで行くと、城壁が見えてきます。地図で入り口の方向を確認して小さなラウンドアバウトを西方面へ。
朝焼けを城壁の入口近くから眺めます。大きな噴水などが整備されていて、とてもきれいな街並みです。
空港から向かうと一番近いPuerta de Santa María (サンタマリアゲート)を目指します。階段はないのでスーツケースがあっても問題なし!
ゆるやかで広い、でも長い通路を進んで行くと城壁が身近に迫ってきます。でも、あまり厳つい感じがあまりしないんですよね。不思議。
オンダリビアの宿は、初めてのパラドール!
まだ朝早い(8時半頃)ので、まずは今宵の宿にチェックいんだけして、荷物を預かってもらおう!とAma Plaza(アマ広場)にある『Parador de Hondarribia』(オンダリビアのパラドール) に向かいます。
まっすぐ通りを進むと見えてきました。これが今夜のお宿、オンダリビアのパラドールに違いない!
ラッキーなことに早朝にも関わらず部屋に入れていただくことができました!平日だったから空いているのかも?荷物を置いて、街へGO!
オンダリビア(Hondarribia)で古城ホテルのパラドールに泊まる
オンダリビア(Hondarribia)では、初のパラドールに宿泊しました。体調が悪かったのが少し残念でしたし、月曜日だったせいか城内でのディナーがやっていなかったのが残念で、若干悔...
オンダリビアの散策と朝ごはん
Ama Plazaにあるカフェ(小さなホテルに併設のレストラン)では、朝ごはんを食べている人がいます。9時前ってもっと通勤の人が歩いていそうなんだけど…とても静か。
まずは広場から海の方に降りてみます。広場に面した住宅はデタッチの古い建物。ドアも建具もすべてが可愛い。
とりあえずまずは朝ごはん。ジャガイモのスパニッシュオムレツとスペインのビール(合わせて5.0€)。フォークを刺したのは私ではありません?
城壁の外へ出ると、空港近くの家々よりも近代的なデザインの大きな一戸建てが並んでいます。幼稚園なども。
ビスケー湾に流れ込むビダソア川(Bidasoa)河口付近。川というより海を感じる色。
10時近くにはなっているけれど、太陽の位置は低め。でもそれとはうらはらに光が強く暑い?