ブラジルの主要都市から、レンソイスのあるバヘイリーニャスの街までの道のりは、正直平坦ではありません。手段が限られているというのもありますし、文字通り道路がガタガタしている…と言う意味でもあります。
ある程度のポルトガル語が話せれば個人で対応することも可能ですが、英語もほとんど通じません。安心・安全のためには少々高くはなりますが、日本の旅行会社が手配する現地ツアーに参加するとサンルイスの移動から含まれているのでお手軽です。
また、現地在住の日本語が話せるガイドさんにセッティングをお願いする方法もあります。
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ブラジル主要都市から、バヘイリーニャスへの入り口サンルイスまで
バヘイリーニャスには大きな空港が無いため、一番近いサンルイス(Sao Luice)のマルクンハ クーニャ マシャド国際空港(SLZ)まで、まず飛行機で移動する方法が一般的です。
サンルイスへは、サンパウロやブラジリア、リオデジャネイロなど、日本からの飛行機が到着する大都市で乗り換えが可能ですが日に数本ずつしかないため、日本からの着便と乗り換え時間とを考え利用空港とスケジュールを組む必要があります。
サンパウロから
サンパウロに日本から到着した場合、乗り換え時間が十分で無いプランを立てている可能性があります(実際に旅行会社などが、「間に合うと思います」と進めている場合もあります)。大都市空港での国際線から国内線への乗り換えは距離がある場合も多く、また急なターミナル変更や日によってイミグレーションが混雑するなど時間が異なりますのでなるべく余裕をもった旅行プランを立てましょう。
時間が上手く合わない場合にはサンパウロ市内に宿泊し観光してからサンルイスに向かう方法もあります。郊外にあるグアルーリョス国際空港(GRU)よりも、コンゴーニャス空港(CGH)が中心地に近く移動時間が短いのでおススメです。
また、乗り換え時間が中途半端にあるようであれば、グアルーリョス国際空港(GRU)からコンゴーニャス空港(CGH)へ移動することも可能です。
飛行時間 | 3時間20分~3時間30分程度 |
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運航会社 (参考運行時刻) |
LATAM Airlines Brasil:10:55 – 14:18(GRUから) GOL:12:45 – 16:05(CGHから) |
飛行本数 | 日に |
ブラジリアから
ブラジリアのプレジデント・ジュセリノ・クビシェッキ国際空港(BSB)からサンルイスへは、かかる時間はサンパウロとほとんど変わりませんが、直行便が日に4便と多く出ています。日本からはブラジリアに乗り換え1回で入る空路はなかなか難しいのですが、ブラジリア観光をする場合は前後してレンソイスに向かったほうが効率的です。
飛行時間 | 3時間15分~3時間20分程度 |
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運航会社 (参考運行時刻) |
LATAM Airlines Brasil:0:20 – 2:37、12:30 – 14:48、 GOL:9:40 – 12:00、21:15 – 23:30 |
飛行本数 | 日に |
リオデジャネイロから
リオデジャネイロからは、アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(GIG)からサンルイスに向かうことができます。
飛行時間 | 3時間10分程度 |
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運航会社 (参考運行時刻) |
GOL:13:30 – 16:40(GIGから) |
飛行本数 | 日に |
サンルイスからバヘイリーニャスへ
サンルイスのマルクンハ クーニャ マシャド国際空港(SLZ)は、国際空港ではありますが2つの滑走路しかない小さな空港です。
時間優先ならVANを利用する
サンルイスの空港から、バヘイリーニャスの町までVAN(小型のバス)が定期的に出ています。バヘイリーニャスのホテルまで載せてもらうことが可能です。
こちらの利点はバスのように停まる場所が少なく、小さい車のためスピードを出す傾向にあり、バスよりも時間がかからないようです。
スピードの出しすぎ?!いや、小型だから早いだけ?!
ガイドブックなどを見ると、サンルイスの空港からバヘイリーニャスの町までの移動には5、6時間かかると書いてあるので「え~、そんなにかかるの!」と少々うんざりもします。しかし、実際に私は途中1回の休憩をはさんで3時間半で到着しました。当然、かなりのスピードを出して飛ばしていました。
私と友人しかいなかったため、座席も広く使えたのでさほど大変ではありませんでしたが、満員状態だったらどうであろう…とちょっと怖くなります。
また、席が空いていたため途中の村で地元の方を載せ、また降ろすという乗り合いタクシーのようなこともしながらでした。現地の生活を垣間見たようで楽しくもあります。
バスを利用する
サンルイスのマルクンハ クーニャ マシャド国際空港(SLZ)から少し離れたところに長距離バスターミナルがあり、バヘイリーニャス行きのバスが定期的に発着しています。バヘイリーニャスの中心エリアに降ろされますが、バヘイリーニャス自体が小さい街なのでホテルまでは歩いて行ける距離になることが多いでしょう。ただし、暗くなってから、もしくは大きな荷物を持っている場合の移動は十分気をつけてください。
バスでの移動もバンと同じくちょうど中間ぐらいで休憩が入ります。小さなカフェですが水を購入したり軽食を食べることができます。
ポルトガル語が話せない場合は
VANもバスもドライバーはポルトガル語しか話せない場合がほとんどですので、集合時間などが不安な場合は紙に書いてもらうなど工夫しましょう。日本の長距離バスのように、人数を数えて…なんてことはしてくれません(置いて行かれます)。
自信がない場合は、トイレだけ先に行って(建物の左側にあるすぐ見えるトイレは混みやすいので、建物の右手側奥にあるトイレがおススメ)車やドライバーさんが見える位置で休憩すると安心です。
日本の旅行会社が手配する現地ツアーに参加する
日本の旅行会社では、レンソイスの現地ツアーにサンルイスの空港や街とバヘイリーニャス間の送迎をセットにしたツアーを販売しています。日本から(日本語で)ウェブサイトで確認することができますので、少々割高だけれど安全に手間なく済ませたい場合にはおススメです。
バヘイリーニャスの現地ガイドに依頼する
バスやVANの手配に不安がある、ポルトガル語がまったく解らない!でも、自由な旅をしたい!と言う方には、レンソイス現地ツアーのトニーさん(日本語可)にレンソイス全般の手配をお願いすることをおススメします。
バヘイリーニャスはもちろん、サンルイスも英語はほとんど通じません。プライベートガイドですが日本の旅行会社が手配するよりも安く効率的に、レンソイスを見て回ることができます。
時間優先の方向け?!チャーター機
レンソイス現地ツアーのトニーさん(日本語可)に伺った話なのですが、往路にバスを利用した日本人のご夫婦が「もっと早くサンルイスに戻れる方法は無いのか!」と利用した手段だそうです。当時の片道チャーター機費用は2,800レアルで、10万円弱(2017年当時)。
もし、こちらを希望される場合は、レンソイス現地ツアーのトニーさん(日本語可)に手配いただくことも可能です。
A級ドライバー向け?!レンタカー
サンルイスのマルクンハ クーニャ マシャド国際空港(SLZ)の近くには、AVIS(エイビス)やHerts(ハーツ)など、世界中に支店をもつレンタカー会社のカウンターがあります。低価格の車だと、1日5,000円しないでレンタルできるようです。
ただ、日本人にとってバヘイリーニャスへの道は悪路です。また、もし事故に合い車に傷をつけたりケガをするとポルトガル語ができないと対処できませんので、ポルトガル語が堪能でない場合はおススメできません。