沖縄の旅、2日目。晴れ時々曇りと微妙な感じですが、気温が21度と過ごしやすそうな天気予報です。9時半に友人を北谷公園球場に降ろし、そのままやんばる国立公園にある最北端の『辺戸岬』(へどみさき)を目指して、GO!
辺戸岬駐車場から突端までは、ゆっくり歩いても10分かかりません。歩きやすい整備されたスロープなので、ヒールや足の悪い方でも観光できます。
トイレはあります。売店もありますが閉まっていることもあるので、飲み物などは持参したほうが良さそう。
Contents
やんばる(山原)とは
『やんばる』(山原)は、沖縄の北部一帯を示す言葉ですが、明確に「ここだ!」と断言できる資料が見つかりませんでした。色々見たところによると、広義ではかなり面積が広くなる(美ら海水族館に近い今帰仁村や名護市まで入ってしまう)ようですが、2018年までに『世界遺産』として登録しようとしていたエリアを考えると、貴重な自然が残っている国頭村、そして大宜味村と東村のそれぞれ半分ぐらいを指し、おおよそ国道331号線で区切ることができそうです。
やんばると世界遺産
ドライブをしていても沖縄全体、町中であっても自然が多いと感じますが、特に北にある国頭村、大宜味村、東村は自然がそのまま残されおり、ヤンバルクイナをはじめとした多くの動物が生息しています。
そのため2013年には奄美大島、徳之島、西表島と合わせて『世界自然遺産』の推薦候補地に選定されました。その自然の成り立ちや生物の多様性など、評価されるべき事柄は多々あったものの、2018年5月に取り下げるに至ります(2018年5月に沖縄に行った頃には、まだ沖縄中に「目指せ世界自然遺産!」的なポスターが多々貼られていました)。
なぜ、「登録間違いなし」と沖縄中で盛り上がっていたのに取り下げることになったのか…それは、東村辺りに今も残る米軍北部訓練場に絡んだ申請(エリアの)範囲などが大きいようです。外来種が入り込む余地があり、オスプレイが爆音を立てて飛来する土地が「やんばる」であることは間違いありません(当初、基地や訓練エリアを除いて申請しようとしたため無理があった、との意見があるようです)。
とは言え『世界自然遺産』の計画が無くなったわけではなく、次の推薦書の再提出に向け国と沖縄、そして米軍との話し合いは進められていくのだと思います。
北谷から辺戸岬へは快適なドライブコース
北谷から10分と少し車を走らせて、この旅初の有料道路「沖縄自動車道」へ。この日は土曜日だったので(春節も近く中国人観光客も多い)それなりに混むかなと思ったら、ほぼYahooのカーナビ通りに沖縄南ICから乗ることができました。有料道路を走っていたのは30分程度で後は1時間以上、国道58号線を進みます。
そのルートのほとんどが左が海、右側が最初は町、次第に山と森…というように変化します。正直に言えば、いくつかトンネルをくぐったら「トンネルを抜けるとそこは…」的に、がらっと風景が変わるのかと期待していたのですが、あくまでも「次第に」風景は濃くなって行きます。
沖縄最北端を臨む…与論島は見えなかったけれど
中学生のときの家族旅行で与論島に行った思い出があるので、ちょっとでも良いから見えないか…!と思ったのですが…残念。思えばこの時初めて、飛行機に乗って&本州を初めて出て&大型船で移動(沖縄から世論まで)したんでした。懐かしい~。
昔、まだ沖縄に行くのにパスポートが必要だった頃、国領村と与論島で交流があり、その交流会が辺戸岬と与論島の真ん中の海上だったとか。その友好の証として今に残されているのがこの白い鳥。『ヨロン島・国頭村友好のきずな』という記念碑です。
感動するような海の色で無かったのは、天気のせい?それとも季節?
辺戸岬(へどみさき)で検索すると、緑がかった美しい海の写真が沢山出てきますが、残念ながら私が訪問したときはそこまでではありませんでした(最端地が好きなので、それだけでテンションが上がっていました)。
写真を撮りつつのんびり歩いて、滞在時間は20分程度だったでしょうか。ちょっと手早すぎ…とも思いましたがほかの観光地で時間を取りたかったので、辺戸岬(へどみさき)はここまで。
次の目的地に向かいます。
辺戸岬(へどみさき)@やんばる情報
- マップコード
- 728 736 206*60(駐車場)
- 住所
- 〒905-1421 沖縄県国頭郡国頭村辺戸
- 駐車場
- あり(無料)
当ページの情報は最終更新時のものです。詳細・最新情報は公式サイトでご確認ください