最近は、空前のキャンプブーム。なかなか週末に人気のキャンプ場に行くことが難しくなりました。
予約ができるのは便利ですが、予約が取れなくては話にならない…ということで、金曜日に有休をとり、金曜日・土曜日と一泊でキャンプをすることが自分の定番となっています。
今回は、自分の中で「行ってみたいキャンプ場」の第1位だったほったらかしキャンプ場に、「キャンプはしたことが無い。でも、ちょっと興味がある」友人と行ってきました。
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まずは夢だった、秋の昇仙峡!紅葉を愛でる
キャンプ慣れしていない相棒だし、キャンプ場から歩いて温泉に行かれるので、とにかく早めにキャンプ場に着くように朝早く家を出よう。
そうだ!ついでに、週末なら人が大勢いてうんざりしそうな場所になるべく早めに紅葉を見に行けば、見やすいのでは???
…と決めた寄り道が『昇仙峡』(しょうせんきょう)です。
昇仙峡は、山梨県甲府市にある渓谷です。特に紅葉の美しさが有名で「日本五大名峡」の一つに数えられている景勝地です。母や兄は訪れたことがあり、その紅葉の美しさは耳にしていたので、本当に行かれることが嬉しいのです。
昇仙峡に到着したのは、丁度朝の9時頃。観光バスは見ませんでしたが、数台既に駐車されているロープウェイ乗り場の前にある駐車場に車を停め、混む前にと早速ロープウェイに乗り込みました。
ロープウェイに乗る行列は既に出来ていましたが、次の回で乗り込むことができました。ほとんどスタンディングで45人乗車できるということですが、「あれ、こんなに載せてしまうんだ?」と思うような混雑具合で動き出します。
仙娥滝駅からパノラマ台駅へ。パワースポットの宝庫へ
仙娥滝駅(せんがたきえき)から山頂のパノラマ台駅までの全長は1,015mとのことですが、驚くのは支柱がたった4本しかない、ということですね。いや、ロープウェイってそういうものかもしれませんが…少なくない?
山々を見ながら、思ったよりも紅くないな…時期がちょっとはずれだった?なんて思いながら5分の空中散歩は終了です。
パノラマ台駅の小さな建物を出ると、顔ハメやパワースポットへの道しるべなど、観光地らしいものがすぐ目の前に飛び込んできます。個人的にあまり作られたパワースポットは興味がないのですが…ひとまずぐるりと。
こちらは、一番有名なパワースポットでしょうか。「和合権現御神木」は、パノラマ台駅を出てすぐ右手側にあるのですが、樹齢350年の楢(なら)の木で長い事信仰の対象となっているそうですが、もともとはこの場にあったものではなく、ロープウェイの開業時(1964年)に山頂に移して祀ったそうです…え、信仰の対象を植え替えるって結構なカケじゃないのか?と驚いてしまいました(環境が変わると、枯れる可能性もありますからね…)。
縁結び・子宝はさておき、金運の神さまということですので、もちろんお参りしておきました。
御神木はお堂の中に納めてありますし、あまり写真を撮るのもね…と思ったので、立派な注連縄(しめなわ)をパチリ。
そのまま右手に歩き出すと「八雲神社」の真っ赤な鳥居と、その近くに植えられている真っ赤に紅葉した紅葉が青空に映えています。そう…私が見たかったのはこれだと思えるほどの見事の紅葉です(ここは所謂昇仙峡とはちょっと違いますが?)
八雲神社(やくもじんじゃ)も縁結びの神様のようです。パワースポット巡りをしているわけではないし、賽銭箱のある度に小銭を出していると足りなくなってしまいますが、縁には色々ありますし(人もあれば、物も機会も)、こちらもお参りしておきます。
神社に来ると獅子と狛犬を眺めるのはお約束。こちらの二体は顔も身体もほっそりとして、でも眼が大きな愛嬌のある風貌です。
鳥居をもう一つくぐって、少し降りていくと「うぐいす谷」という綺麗な名称の見晴台があります(途中にいくつかパワースポットがあるのですが、割愛…)。ここから素晴らしいのは、少し遠いいけれど富士山!
どうして、富士山を見るだけで、普段めったに上昇しないテンションが上がるのでしょうか?いつ見ても神々しいというか。特に、雲で隠れずきれいに見えるとそれだけで、「来て良かった」「見ることができて良かった」と思えてしまうんですよね。
相棒と馬鹿みたいに写真を撮りまくってパノラマ台駅に戻り、今度は左側に進みます。なぜか左側の写真はあまりないので(足元が岩だらけで危なかったから?)、一番高い所に登って周囲を眺める相棒とそのあたりの景色を。
もっと先まで歩くか考えたのですが、あまりのんびりしているとふもとっぱらキャンプ場に着くのが遅くなってしまうので、「急げば乗れるよ!」と足早にロープウェイに戻ったのでした。
下りのロープウェイでも、景色は十分楽しむことができました。思っていたよりも紅葉は少ないですし、時間的に何か買い食いする気にもならなかったので、滞在時間は1時間もありませんでしたが十分、楽しむことができました。
因みに、下の仙娥滝駅にも鳥居があります(降車口から通る)。「黄金池」という名前が掛けられているのですが…七福神もいるし、フクロウが多いし、鯉が大きいし。ここもパワースポットなのだと思いますが、正直何が何だかわかりませんでした…。