千葉県にはいくつかのバラ園がありますが、何と言っても有名なのが『京成バラ園』(Keisei Rose Garden)です。すでに見頃は過ぎているとは知りつつも、「多分、まだ楽しめるはず!」と行ってきました。
京成バラ園(Keisei Rose Garden)とは
『京成バラ園』はローズガーデン(入場料あり)、ガーデンセンター、レストラン、ベーカリー、ショップ、イベントスペースを併設する国内最大級のバラ園(Rose Garden)です。
『京成バラ園』園内図(看板)
1959年に開園して以降植物の品種や演出方法を追加し続け、現在では1,600品種、10,000株のバラを誇るローズガーデンになりました。バラを眺めるだけではなく、バラをはじめとしたさまざまな植物の苗やガーデニンググッズを販売するガーデンセンター、バラのソフトクリームやグッズが楽しめるお店があり、2010年には石窯ベーカリーもオープンし、バラの季節以外にも楽しめる施設となっています。
京成バラ園の入口。入場料は他のバラ園に比べ高いですが、それだけの規模!
6月初旬の京成バラ園
今年いくつかのバラ園に行ってみて、開花時期に品種ごとに差はあるものの東京近郊のバラの見頃は5月後半までだなと感じました。もちろん、6月中もバラを楽しむことができるのですが、どこのバラ園も花ガラをきれいに取り除くことができず、どうしても見た目の美しさが損なわれてしまうのです。(登録制の「見ながら花ガラ摘みボランティア」なんてあれば、絶対参加するのに!)
「満開は過ぎていますが…」と入り口にメッセージがありました。
京成バラ園は広くて、大きなバラの樹がたくさん!さらには林を活かしたあじさいガーデンも。
ベルサイユのばらファン必見!ベルばらのテラス
「ベルばらのテラス」は入り口入ってすぐ左手、レストランのデッキ沿いに歩くとあります。
「ベルばら」のテラス。遠くから見るとこんなコンパクトですが…
植えて何年も経っているのか、立派なロザリーやアンドレが。
もちろん、主役はこのお二人。右のピンク色のバラが『王妃アントワネット』、左の白いバラが『オスカル フランソワ』。パネルは等身大ということですが…顔小さすぎ!
深紅のバラが『ベルサイユのばら』。ベルサイユシリーズのほとんどの苗が、ガーデンセンターで購入できます。
この日はすごく日差しが強かったので、雨傘を日傘として貸し出していました。
「バラと恋人の聖地」散歩
『京成バラ園』のキャッチコピーは「バラと恋人の聖地」。どうやら正式認定らしいです(笑)が…流石に平日の午前中はマダムたち、女性のグループが多いようです。
「ベルばらのテラス」やその手前の写真コーナー(無料で撮影してくれていました)から全景を眺めてからスタートします。
面積30.000平方メートルの敷地をぐるっと回ってみます。
「ベルばら」のテラスからそのまま進むと「バラの丘」や「見晴らし台」へ。
途中、ベンチが置いてあります。大抵、ベンチが風景が見えるように設置してあるということは、ビュースポットということですね。こういうところでのんびりするのも良さそう。
なるべく美しい場所を探して写真を撮ります。アーチも少し緑が多くて寂しいかな。
少し高台になっているので、中央部が風景として眺めやすいのが良いです。
京成バラ園の遠景もマンションですね。あそこからは咲き具合がわかるのかしら?
見晴らしのよい「アライブステージ」。バラコンテストで受賞した『アライブ』という品種が植えられています。
バラの谷への動線に、とても立派なスタンダート仕立ての白いバラが!
京成バラ園は約60年前にオープンしているので、とにかく自由奔放に大きくなったバラが見事!
「バラの谷」にある可憐な『バレリーナ』。このエリアはバラの香りがとても良いです。
大きなオールドローズの樹。バラってこんなに大きくなるんだなぁ~と見上げてばかり。
バラ以外も。四季折々の風景を楽しむ
正直、「バラ園」と聞くと「5月・6月。10月・11月はどうしているのだろう?」と思ってしまうのですが、『京成バラ園』では、「自然風庭園」など趣向を凝らし、バラ以外の植物を楽しめるようになっています。入場料もハイシーズン(1,000円/1,200円税込)よりかなりお安くなる(300円/500円税込)ので、お買い物がてら散歩するのも良さそう。
「散策の庭」から「自然風庭園」へ。小さな川が流れていて、とても涼やかです。
立派な藤棚。ゴールデンウイーク頃が見ごろでしょうか?
「あじさいガーデン」の噴水が見えてきました。
あじさいガーデン
春のバラがあ終わりの頃に見頃を迎えるあじさい。あじさいを集めた「あじさいガーデン」は初夏の散策にぴったりです。
まだ梅雨前になのに真夏日だったこの日、この噴水にどんなに涼やかさを感じたか…
鳩も暑いのかな?!日陰でじっとしておりました。
あじさいガーデンには日陰が沢山あります。ベンチで休んでいるご婦人方も。
さりげなくバラも植わっています。すでに時期を過ぎて実がついている『ロサ・ユーゴニス』。
あじさいは涼し気ですね…。
自然に近い形で植物があるのは、ホットしますね。
あじさいもさまざまな品種が植えられています。こちらは今回一番のお気に入りの『恋物語』。
私が撮影するあじさいは、山アジサイ系が多いようです。大きな単色の花は一枚も撮っていなかった…。
木陰を抜けて、バラのエリアに戻ります。